搭乗待合室の喧騒、歩いてタラップへ、機内食
わたしたちが乗るシンガポール航空(SQ)451便の定刻は23:15。
搭乗開始予定は22:45です。
少し早いのですが、22:00には搭乗待合室に下りていきました。
ほぼ同じ時間帯のマカオ行きに乗るとおぼしき人達がいて、結構混んでいます。
カップルは人目もはばからずイチャイチャしているものの静かなのですが、家族連れはとにかくやかましい。
特に父親とおぼしき男性が大声で喋っています。
小さな子供が駆け回るのを、はやしながら追い掛け回しているのを見て、足を引っ掛けてやろうかと思うほどでした。
人種差別をするつもりはありませんが、中国人の公共マナーの悪さは目に余ります。
実際、彼らが待合室から出て行ってしまうと、途端に静かになりました。
ブルーシャーク2の希与子ちゃんの話では、ここ数年、日本からの観光客は少しづつですが確実に減っているそうです。
ダイバーはそうでもないのですが、新婚旅行や一般の観光客が落ち込んでいるとか。
代わりに増えているのが韓国、中国、台湾、インドからの観光客。
乗り入れる航空会社が増えたことが主な理由ですが、国の繁栄というか勢いを如実に現しているようです。
さて、定刻どおり22:45にSQ451便の搭乗のアナウンスがありました。
ボーディング・パスを係員に提示してドアをくぐると目の前は滑走路です。
着いたときはたった数十mをバスで移動しましたが、今回は昔どおりタラップまで歩いて行きます。
ここに来るとお約束の写真をつい撮ってしまいます。
機体は来たときと同じB777-200です。
エコノミー席は満席。空いている座席はひとつもありません。
ゴールデン・ウィークが終わっているので、日本人の姿はほとんど見かけません。
席をリクエストしなかったら、最後尾でした。
定刻どおり23:15に機体が動き始めます。
水平飛行に移ってすぐに食事が配られました。
SQで毎回びっくりさせられるのは、帰りの便でも機内食がおいしいこと。
当然、マーレで積み込んでいる筈ですが、日本やシンガポールで作っているものと味が変わりません。
昔のエアランカ航空(現スリランカ航空)だと、日本出発便の機内食とコロンボ出発便の機内食では、お米やパンの味が全く違っていました。
マンティリ滞在中は毎晩21:00過ぎに寝ていた(つまり、時差ボケが直らなかった)ので、食事を済ませると早々に爆睡してしまいました。
チャンギ空港で通算4回目のトランジット
チャンギ到着は6:40。定刻より20分早く着きました。
時差が3時間ですから、約4時間のフライトでした。
このあと、成田行きSQ12便の出発時刻9:45まで3時間を過ごさねばなりません。
ショッピング・モールを回って時間を潰しますが、特に買い物するつもりもないのですぐに飽きてしまいます。
ブランド品や化粧品に興味がないと、免税品店の魅力は半減です。
チョコレートもウィスキーも電化製品も日本より高いし・・・
いつから、日本は物価がこんなに安くなってしまったんでしょう。
結局、3階のラーメン・ショップで朝ごはん。
茹で過ぎ、味付け薄過ぎのダブルパンチで滅入ってしまいました。
中国人のおばさんウエイトレスの愛想がとてもよかったのが救いです。
まだ早いと知りつつ、9:00には搭乗ゲートの待合室前に行ってしまいました。
すでにかなりの人がいます。こちらもかなり混んでいるようです。
ガラス張りの待合室に入るのにセキュリティ・チェックを受け、ボーディング・パスとパスポートを見せなければなりません。
このあたりは、成田より厳しく管理されています。
15分遅れて9:30から搭乗開始。でも、定刻どおり9:45に出発しました。
機内で上映している映画は、山田洋次の「武士の一分」とクリント・イーストウッドの「硫黄島からの手紙」ほか。
どちらも見たかったのですが睡魔には勝てず、7時間のフライト中「武士の一分」だけ見てきました。
成田到着、車が来ない、そして我が家へ
成田着陸は定刻3分遅れの17:38。
シンガポール航空のパイロットは着陸が上手です。
到着したゲートは一番端で、かなりの距離を歩かされました。
検疫、入国審査、荷物の受け取り、税関を抜け、ロビーに出たところで車を預けてある民間パーキングに連絡します。
車を届けてもらう場所を教えてもらい、肌寒い中を半袖姿で待っているのですが、約束の時間になっても一向に姿を見せません。
15分待って電話を入れると向かっているとのこと。蕎麦屋の出前じゃないっての。
さらに10分待ち、文句の電話を入れました。
結局、約束の時刻から40分遅れてやっと車が届きました。
このパーキングのマネージャーにも通告して了承を得ているので実名を公開します。
J2パーキング。
ここはもう二度と使いません。
今回の旅行でいちばん不愉快な思いを、まさかの成田で最後に味わう羽目になってしまいました。
結局、自宅到着は21:00近く。
海外から帰ると行ってしまう近所の寿司屋に、やっぱり行ってしまいました。
2007/05/07
2007/05/06
5/6_4 まだまだ続くマーレ巡り、ガルディアとフォとカランフォとサ、帰国の途へ
時間が余るとついつい買い物を。もう1軒スーパーに寄ってしまう
みやげ物屋巡りで随分時間を使ったつもりでしたが、外はまだ明るく、時刻は17:20。
もう少しブラブラすることにしました。
チャンダニ・マグを島の中心に向けて歩いていき、マジェディ・マグとの交差点の手前にもう1軒のスーパー・マーケットを見つけました。
野菜の種類が豊富です。カシューナッツやアーモンドなどナッツ類は量り売りしていました。
お菓子も、比較的値段の安いものが揃っています。
帰りの飛行機で食べようと思い、カシュー・ナッツ100g(Rf18=約175円)とポテト・チップス(Rf11=約107円)を買いました。
スライスしたフォ(シナモンと砂糖がまぶしてある)もあり、50gの小袋がRf7.50(約73円)だったので、これも1袋買ってみました。
マンティリで見た紅茶のLIMSON(リプトンもどき)とビスケットのOleOle(オレオもどき)を是非おみやげで買いたくて、スーパーに入るたびに探したのですが、置いてません。
(フィッシュ・マーケットのそばの食料品卸街に行けばあるのかな?)
代わりに、Oleという商品名のビスケットを見つけたので(Rf9=約87円)、1つ買いました。
店を出ると時刻は17:30過ぎ、あたりが少し薄暗くなり始めています。
マジェディ・マグをぶらぶら歩きながら、夕食を食べるところを探すことにしました。
16年前に行ったことのあるレストランを記憶を頼りに探してみましたが、すでになくなっているようで見つけることができませんでした。
平屋か2階建ての店が並んでいたこの通りも、7、8階建てのビルが次々に建てられています。
しゃれた洋品店のビルには、エスカレーターさえついているので、びっくりしてしまいました。
4階から上はまだ工事中なので、さらにびっくり。
ところで、境界の塀の上に立っている男の人は何してるんでしょうか?
(画像をダブルクリックすると拡大表示できます)
左隣はモスク(現地の人はミスキーと呼ぶ)です。
ローカル・カフェで夕食、フォとカランフォを楽しむ
結局、セントラル・ホテルまで1ブロックのところにあるローカル・カフェに入って、夕食をとることにしました。
ドアを開けると、モルディブ人男性でほぼ満員です。
一斉に視線を浴びましたが、ひるまずに相席させてもらいました。
メニューをもらってもディベヒ語が読めるわけもなく、知っているのはバジャとフィッシュボールぐらいなので、ここでもその2点を頼みます。
お昼を食べたカフェに比べると、バジャは少し小さめ、フィッシュボールは逆に大きめで、辛さはこちらの方がやや抑え目でした。
バジャの中には、ベイリーフを小さくしたような香草がたくさんはいっていて、鼻に抜ける爽やかな香りがします。
カツオのフレークとマッシュド・ポテトを練ったコロッケの具のようなものをカレー粉(クミン)で味付け、小麦粉の皮でくるんでカラリと揚げてあります。
ガルディアもあるというので、2皿頼んでみました。
カツオだしの効いたスープにカツオの切り身がゴロンと沈んでいる、日本人にも馴染みやすい味付けのスープです。
6:00ちょうど、外でコーランの声が鳴り響き出しました。
お祈りの時間になると、ミスキー(モスク)のスピーカーから大音量で流れるのです。
カフェは一時的に閉店になり、徐々にすいてきました。
わたしたちはまだ時間に余裕があったので、食後に紅茶を頼むことにしました。
紅茶は、ディベヒ語でサといいます。
あらかじめ砂糖が入っていて、かなり甘めです。
モルディブで一番ポピュラーな飲み物はキル・サ。
キルはディベヒ語でミルクのこと。つまり、ミルク・ティーです。
隣のテーブルの人がモルディブ人の清涼剤フォとカランフォーをつまんでいるのを見て、ウエイターのお兄さんにリクエストしてみました。
レストランやカフェでは、無料で出してくれます。
左がフォ(まん丸い木の実をスライスしたもの)、右がカランフォ(クローブ=丁子の実)です。
18:30になったのでカフェを出てホテルに戻り、帰国の準備をすることにします。
これだけ頼んで全部でRf19。たった¥182です。
もちろん2人分です。
ホテルをチェック・アウト、フェリーでフルレへ、意外な人に再会
部屋に戻り、デジカメのバッテリーを充電し、シャワーを浴び、ピックアップの時間までのんびりテレビを見ていました。
20:15に部屋を出てチェックアウトします。
電話代を払おうとしたら、いらないと言います。マーレ市内は無料で通話できるようです。
ロビーで待っていると、8日前にフルレ空港で迎えてくれたガイドのFahilが時間通り20:30にやって来ました。
フロントに頼んでタクシーを呼んでもらい、ナサンドラ・ジェティ(フェリー乗り場)へ。
Fahilはバイクで後ろからついてきます。
ジェティでフェリーに乗り込むと、Fahilが料金を払います。
「午前中に空港で落ち合ったガイドがホテルまでついて来ず、タクシー代を自分で払った」
と何気なく話したら、
「日程表に載っている内容は全てツアー代金に含まれているから」
と、彼がその分を立て替えると言います。
ルフィアで受け取ってもこのあと使う機会がないと思い、US$2(約Rf26相当)だけ受け取ることにしました。
海外を旅行すると、現地ガイドにボられているんじゃないかという不安が付きまといますが、
誠実に対応してくれたFahilとモルディブ人ガイドに対して好感度がさらに上がりました。
フェリーでは、8日前に空港で見かけた洋子さんと偶然乗り合わせました。
4/28の夜にわたしたちが空港に降り立ったとき、マナールの札を持って到着ロビーの出口で客待ちをしている日本人女性を見かけたので、こちらから声をかけたら、それが洋子さんでした。
彼女はいつもはマンティリに乗っているのですが、日本人で満室だったマナール(Manal Safari)号にゴールデンウィークの間だけ乗ったのです。
洋子さんはモルディブに来て1年、以前はパラオで4年間ガイドをしていたそうです。
マンティリのガイドになったきっかけは、サイトの求人を見つけて応募したからだと言っていました。
今回初めての休暇をもらい一時帰国するそうですが、飛行機が満席だったので今日までマーレで暇をつぶしていたそうです。
5月中旬から、日本が夏休みシーズンに入るまでの7月中旬までの2ヶ月間は、日本からのゲストが途絶える期間だそうです。
そういえば、希与子ちゃんも6月から7月までボートをドックに入れて点検させている間帰国すると言ってました。
ルフィア→USドル両替、出国手続き、免税品店
フェリーを降りて彼女と別れ、両替のために到着時に行った銀行に向かいます。
ここでUSドルからルフィアに両替した時の控えを見せれば、ルフィアをUSドルに両替してくれます。
控えを持っていないと、ユーロにしか替えてくれません。
出発ロビーの入り口でFahilと別れ、ガラス扉の先で荷物のX線検査を受けます。
彼にチップを払うかどうか迷ったのですが、結局払いませんでした。
ガランとしたロビーの奥のカウンターでチェックインを済ませ、2階に上がるとすぐ出国審査です。
ここを通り抜けると免税品店とベンチが並ぶ一角があり、奥にはカフェと喫煙コーナーがあります。
カフェの隣がVIPルームで、その手前にはキッズ・コーナーもあります。
12年前、空港の建物は平屋で、出発口は到着ロビーのすぐ奥にありました。
チェックインはすべて手作業で、ボールペンで搭乗リストの名前を消し込み、ボーディング・パスに手書きで座席ナンバーを記入していました。
出国審査の先はいきなり滑走路に面した待合室で、電光掲示板も免税品店もカフェもありませんでした。
今回2階に上がってみると半年前からさらに拡張されていて、ゲート4・5・6が新設されていました。
フルレに乗り入れる航空会社や便数がどんどん増えているようです。
21:00にフェリーを降りてからここまで15分。搭乗まで1時間半あります。
暇つぶしに免税品店を覗いて回ることにしました。
酒・タバコの店、化粧品店、電器店、宝石店、おみやげ屋、食料品店(紅茶、チョコレート・キャンディ、カレーパウダーなど)が並んでいます。
宝石も化粧品も興味がないので、30分もかからず見終わってしまいました。
カレーパウダーは100gでRf35(約¥340)していました。(マーレのスーパーだとRf5です)
紅茶ならコロンボ、チョコレートならシンガポールの方が品揃えも価格もお得です。
2階にいるのも飽きたので、カフェの手前にある階段を下りて搭乗待合室で出発を待つことにしました。
5/7につづく
みやげ物屋巡りで随分時間を使ったつもりでしたが、外はまだ明るく、時刻は17:20。
もう少しブラブラすることにしました。
チャンダニ・マグを島の中心に向けて歩いていき、マジェディ・マグとの交差点の手前にもう1軒のスーパー・マーケットを見つけました。
野菜の種類が豊富です。カシューナッツやアーモンドなどナッツ類は量り売りしていました。
お菓子も、比較的値段の安いものが揃っています。
帰りの飛行機で食べようと思い、カシュー・ナッツ100g(Rf18=約175円)とポテト・チップス(Rf11=約107円)を買いました。
スライスしたフォ(シナモンと砂糖がまぶしてある)もあり、50gの小袋がRf7.50(約73円)だったので、これも1袋買ってみました。
マンティリで見た紅茶のLIMSON(リプトンもどき)とビスケットのOleOle(オレオもどき)を是非おみやげで買いたくて、スーパーに入るたびに探したのですが、置いてません。
(フィッシュ・マーケットのそばの食料品卸街に行けばあるのかな?)
代わりに、Oleという商品名のビスケットを見つけたので(Rf9=約87円)、1つ買いました。
店を出ると時刻は17:30過ぎ、あたりが少し薄暗くなり始めています。
マジェディ・マグをぶらぶら歩きながら、夕食を食べるところを探すことにしました。
16年前に行ったことのあるレストランを記憶を頼りに探してみましたが、すでになくなっているようで見つけることができませんでした。
平屋か2階建ての店が並んでいたこの通りも、7、8階建てのビルが次々に建てられています。
しゃれた洋品店のビルには、エスカレーターさえついているので、びっくりしてしまいました。
4階から上はまだ工事中なので、さらにびっくり。
ところで、境界の塀の上に立っている男の人は何してるんでしょうか?
(画像をダブルクリックすると拡大表示できます)
左隣はモスク(現地の人はミスキーと呼ぶ)です。
ローカル・カフェで夕食、フォとカランフォを楽しむ
結局、セントラル・ホテルまで1ブロックのところにあるローカル・カフェに入って、夕食をとることにしました。
ドアを開けると、モルディブ人男性でほぼ満員です。
一斉に視線を浴びましたが、ひるまずに相席させてもらいました。
メニューをもらってもディベヒ語が読めるわけもなく、知っているのはバジャとフィッシュボールぐらいなので、ここでもその2点を頼みます。
お昼を食べたカフェに比べると、バジャは少し小さめ、フィッシュボールは逆に大きめで、辛さはこちらの方がやや抑え目でした。
バジャの中には、ベイリーフを小さくしたような香草がたくさんはいっていて、鼻に抜ける爽やかな香りがします。
カツオのフレークとマッシュド・ポテトを練ったコロッケの具のようなものをカレー粉(クミン)で味付け、小麦粉の皮でくるんでカラリと揚げてあります。
ガルディアもあるというので、2皿頼んでみました。
カツオだしの効いたスープにカツオの切り身がゴロンと沈んでいる、日本人にも馴染みやすい味付けのスープです。
6:00ちょうど、外でコーランの声が鳴り響き出しました。
お祈りの時間になると、ミスキー(モスク)のスピーカーから大音量で流れるのです。
カフェは一時的に閉店になり、徐々にすいてきました。
わたしたちはまだ時間に余裕があったので、食後に紅茶を頼むことにしました。
紅茶は、ディベヒ語でサといいます。
あらかじめ砂糖が入っていて、かなり甘めです。
モルディブで一番ポピュラーな飲み物はキル・サ。
キルはディベヒ語でミルクのこと。つまり、ミルク・ティーです。
隣のテーブルの人がモルディブ人の清涼剤フォとカランフォーをつまんでいるのを見て、ウエイターのお兄さんにリクエストしてみました。
レストランやカフェでは、無料で出してくれます。
左がフォ(まん丸い木の実をスライスしたもの)、右がカランフォ(クローブ=丁子の実)です。
18:30になったのでカフェを出てホテルに戻り、帰国の準備をすることにします。
これだけ頼んで全部でRf19。たった¥182です。
もちろん2人分です。
ホテルをチェック・アウト、フェリーでフルレへ、意外な人に再会
部屋に戻り、デジカメのバッテリーを充電し、シャワーを浴び、ピックアップの時間までのんびりテレビを見ていました。
20:15に部屋を出てチェックアウトします。
電話代を払おうとしたら、いらないと言います。マーレ市内は無料で通話できるようです。
ロビーで待っていると、8日前にフルレ空港で迎えてくれたガイドのFahilが時間通り20:30にやって来ました。
フロントに頼んでタクシーを呼んでもらい、ナサンドラ・ジェティ(フェリー乗り場)へ。
Fahilはバイクで後ろからついてきます。
ジェティでフェリーに乗り込むと、Fahilが料金を払います。
「午前中に空港で落ち合ったガイドがホテルまでついて来ず、タクシー代を自分で払った」
と何気なく話したら、
「日程表に載っている内容は全てツアー代金に含まれているから」
と、彼がその分を立て替えると言います。
ルフィアで受け取ってもこのあと使う機会がないと思い、US$2(約Rf26相当)だけ受け取ることにしました。
海外を旅行すると、現地ガイドにボられているんじゃないかという不安が付きまといますが、
誠実に対応してくれたFahilとモルディブ人ガイドに対して好感度がさらに上がりました。
フェリーでは、8日前に空港で見かけた洋子さんと偶然乗り合わせました。
4/28の夜にわたしたちが空港に降り立ったとき、マナールの札を持って到着ロビーの出口で客待ちをしている日本人女性を見かけたので、こちらから声をかけたら、それが洋子さんでした。
彼女はいつもはマンティリに乗っているのですが、日本人で満室だったマナール(Manal Safari)号にゴールデンウィークの間だけ乗ったのです。
洋子さんはモルディブに来て1年、以前はパラオで4年間ガイドをしていたそうです。
マンティリのガイドになったきっかけは、サイトの求人を見つけて応募したからだと言っていました。
今回初めての休暇をもらい一時帰国するそうですが、飛行機が満席だったので今日までマーレで暇をつぶしていたそうです。
5月中旬から、日本が夏休みシーズンに入るまでの7月中旬までの2ヶ月間は、日本からのゲストが途絶える期間だそうです。
そういえば、希与子ちゃんも6月から7月までボートをドックに入れて点検させている間帰国すると言ってました。
ルフィア→USドル両替、出国手続き、免税品店
フェリーを降りて彼女と別れ、両替のために到着時に行った銀行に向かいます。
ここでUSドルからルフィアに両替した時の控えを見せれば、ルフィアをUSドルに両替してくれます。
控えを持っていないと、ユーロにしか替えてくれません。
出発ロビーの入り口でFahilと別れ、ガラス扉の先で荷物のX線検査を受けます。
彼にチップを払うかどうか迷ったのですが、結局払いませんでした。
ガランとしたロビーの奥のカウンターでチェックインを済ませ、2階に上がるとすぐ出国審査です。
ここを通り抜けると免税品店とベンチが並ぶ一角があり、奥にはカフェと喫煙コーナーがあります。
カフェの隣がVIPルームで、その手前にはキッズ・コーナーもあります。
12年前、空港の建物は平屋で、出発口は到着ロビーのすぐ奥にありました。
チェックインはすべて手作業で、ボールペンで搭乗リストの名前を消し込み、ボーディング・パスに手書きで座席ナンバーを記入していました。
出国審査の先はいきなり滑走路に面した待合室で、電光掲示板も免税品店もカフェもありませんでした。
今回2階に上がってみると半年前からさらに拡張されていて、ゲート4・5・6が新設されていました。
フルレに乗り入れる航空会社や便数がどんどん増えているようです。
21:00にフェリーを降りてからここまで15分。搭乗まで1時間半あります。
暇つぶしに免税品店を覗いて回ることにしました。
酒・タバコの店、化粧品店、電器店、宝石店、おみやげ屋、食料品店(紅茶、チョコレート・キャンディ、カレーパウダーなど)が並んでいます。
宝石も化粧品も興味がないので、30分もかからず見終わってしまいました。
カレーパウダーは100gでRf35(約¥340)していました。(マーレのスーパーだとRf5です)
紅茶ならコロンボ、チョコレートならシンガポールの方が品揃えも価格もお得です。
2階にいるのも飽きたので、カフェの手前にある階段を下りて搭乗待合室で出発を待つことにしました。
5/7につづく
5/6_3 マーレ市街巡り、バジャとフィッシュ・ボール、テレホン・カード、希与子ちゃん
ブック・ショップで地図を購入、カフェで昼食
短時間でもかなり強く雨が降ったので、道のあちこちに水溜りができています。
マーレは、いくつかの大通り(とは言っても片道1車線)以外は道が細いので、ほとんどが一方通行です。
12年前は、タクシーか商用車しか見なかったのに、今はバイクと自家用車がものすごく増えてます。
島の端から端まで歩いたって15分か20分だし、住宅やビルが立て込んでいて駐車スペースなんてなさそうなのに、自家用車って必要なんだろうか、と思ってしまうのはやはり不遜でしょうか。
島のほぼ中心に位置するセントラル・ホテル(地図黒丸5)から島一番の大通りマジェディ・マグ(マグは通りのこと)までは、ほんの1、2分です。
マーレのほぼ中央を東西に貫くこの通りは、商店がびっしり並ぶ繁華街で人通りも多いのですが、観光客の姿はほとんど見かけません。
この通り沿いにブック・ショップ(本と文具が置いてある店)(地図青丸34)があったのを、タクシーの車窓からチェックしていたので、まずはそこに向かいます。
マンティリに乗っているとき、移動のルートやダイビング・ポイントの詳細を調べるのに重宝した Dive Maldivesの1998年度版を見つけたので、折りたたみ式のマップ( Globetrotter Travel Map Maldives )と合わせて買いました。
値札がちゃんと貼ってあり、値引き交渉もなし。レジでお金を払い、レシートをもらいます。
観光客専門のみやげもの屋さんでは値引き交渉が必須ですが、街中の普通のお店では普通に明朗会計です。
マーレでは、どこでもUS$で買い物できますが、値札がRfだし、おつりもRfで返ってくる(レシートに両替レートが出る)ので、最初からRfで払ったほうが簡単です。
おつりと一緒に、おまけで豆辞典(もちろん英々辞典)をくれました。ちょっと得した気分です。
時刻は14:30近く、かなりお腹が空いていたので、とにかく最初に目についた店に入ろうと、ローカル・カフェに入ってみました(地図緑丸39)。
illyという赤い看板だけが目印の、見た目いかにもしょぼい(失礼)建物です。
外から見ると狭い入り口の中は真っ暗です。
勇気を出して入ってみると、レジとショーケースと、その奥に台所しかありません。
先客がいましたが、サンドイッチをテイクアウトして出て行ってしまいました。
レジにいた小太りのおばさんに聞いてみると、2階にテーブル席があるとのこと。
じゃあ、ということでバジャとフィッシュ・ボールとケーキとペストリーを2つづつ頼み、飲み物(ミネラル・ウォーターとセブンアップ)を買って2階に上がります。
これでRf30(約300円)。
東京なら、飲み物代で終わりです。
建物は古い木造ですが、2階はテラスのような造りになっています。
1階の薄暗さとは対照的に開放感があって、意外に快適です。
雨上がりということもあって、涼しい風が吹き込んできます。
正面と左側面は、布をたらして雨露をしのぐようになっていて、
正面の布は上がっていましたが、側面の布は下ろしてありました。
隣の土地はビルの建築中らしくて、基礎工事の真っ最中です。
写真で体半分だけ写っているチャドル姿のおねえさんは、この店の従業員です。
12年前は働いている女性を見かける機会がほとんどなかったのですが、モルディブでも女性の社会進出が進んでいるようです。
その彼女が持ってきてくれたプレートです。
手前右の四角いのがケーキ、というかすごく甘い菓子パン。
手前正面がバジャ、左がソーセージ・ペストリー。
奥がフィッシュ・ボールです。
ケーキ以外は暖めてありました。
電話局に行きテレホンカードを購入、シーガル・カフェへ
約束の15:30までまだ少し時間があったのですが、腹ごしらえもしたし、ここに居続けるのも飽きてきたので、いったん店を出ることにしました。
待ち合わせの場所がシーガル・カフェだったかファンタジーだったかわからなくなってしまったので、もう一度希与子ちゃんに電話をすることにしました。
チャンダニー・マグ沿いのテニスコートの前に公衆電話があるのですが、全部テレホン・カード専用だったので、テレホン・カードを手に入れなければなりません。
すぐ裏手のおしゃれな建物が電話局なので、そこでRf50のテレホン・カードを買いました。
携帯やスマート・フォンをディスプレイしているおしゃれな雰囲気で、窓口のお姉さん達はお揃いのチャドル姿でした。
早速、さっきの公衆電話から希与子ちゃんの携帯に電話すると、もうシーガル・カフェ(地図緑丸14)に来ているとのこと。
実は、公衆電話はシーガル・カフェの向かいにあるのです。
携帯への電話代がいくらなのか知りませんが、固定電話宛てなら1分0.25Rfぐらいだと思うので、たった1本の電話のために、Rf50も無駄遣いしてしまいました。
まあ、次に来た時にも使えるからいいか…
シーガル・カフェは、チャンダニ・マグとファレデー・マグが交差する角にあり、外国人にもモルディブ人にも人気のある欧風カフェです。
壁に囲まれていて中から外は見えませんが、敷地の半分を占める中庭に木が繁り、オープンスペースにテーブルが並ぶリゾートっぽいお洒落な雰囲気です。
入り口を入ると大きなショーケースがあり、アイスクリームやケーキ、オープンサンドなどの軽食が並んでいます。
観光客の多くは、アイスクリームやシャーベットを買って、対面にあるカウンターで食べています。
奥のテーブル席に座れば、サラダやハンバーガー、フレッシュ・ジュースや紅茶などもオーダーできます。
値段は高めで、日本と同じくらいの価格です。
希与子ちゃんは、次女のジョジョ(ジョアンナ)と奥のテーブル席にいました。旦那さまのショーンと長女のシェリー(シェリル)は、フルマーレの自宅でお留守番だそうです。
希与子ちゃんとは、冬に日本で会って以来、5ヶ月振りの再会でした。
その前に会ったのはもう何年も前のことです。
以前も書きましたが、わたしと希与子ちゃんは同じ時期に同じリゾートで働いていました。
都内のダイビング・ショップからの派遣の形をとっていたので、2人とも日本に戻らなければいけなかったのですが、彼女は都内のショップを辞めてモルディブに残り、その後オルカというサファリ・ボートの運営を始め、現在はブルー・シャーク2号とソレイユ号を就航するBlue K Safariを運営しています。
去年(2006)11月にブルー・シャーク2号に乗ったのですが、希与子ちゃんは出産のため実家に一時帰国した直後だったので擦れ違いで会えず、年が明けてから赤ちゃんを見に行ったのでした。
16:20まで1時間あまり、近況報告を交換したり、最近のマーレの政治情勢を教えてもらいました。
当時一緒に働いていたモルディブ人のSendiは、今はモルディブで唯一人のPADI コース・ディレクターになっているそうです。
声が聞きたいと言ったら、その場で希与子ちゃんが携帯電話で連絡を取ってくれたのですが、
Sendiは今IDCでサン・アイランドにいるとのこと。
今朝2時間近くもジェティで飛行艇を待っていたリゾートじゃないですか!
去年の希与子ちゃんに続いてのニアミスでした。
そんな中、昨晩マンティリに遊びに来たサンセット・クイーンのゲストが店に入ってきました。
サンセット・クイーンは今朝マーミギリから一直線にマーレに向かい、午後イチに着いたそうです。
彼らのひとり、Hさんはヘビー・リピーターで希与子ちゃんとも面識がありました。
たまたまNo.1ジェティ(大統領専用の屋根付き桟橋)前でばったり会った二人は、それぞれわたしたちを知っていることに気づいてびっくりしたそうです。
サンセット・クイーンのゲストは、夕方までマーレ観光を楽しみ、母船に戻って夕食をとってからフルレ空港に向かうと言っていました。
STOトレード・センターで買い物、みやげ物屋街をひやかす
しばらくすると、希与子ちゃんが夕飯の買い物があるというので、一緒にシーガル・カフェをでました。
まずは、一番近いファンタジー(スーパー・マーケット)(地図青丸2)へ向かいます。
希与子ちゃんの話では、STOトレードセンター(地図青丸8)内のスーパーの方が品揃えはいいけれど、野菜や米などはこちらの方が安いとか。
確かに観光客然とした人より、チャドルをつけた地元のおばさんで賑わっています。
ちなみに、レタス1個Rf100、日本米1kgの袋もRf100です。
どちらも約960円ですから、生野菜がいかに高いかわかります。
魚以外は全て輸入品、特に生鮮品は空輸なので、とてつもなく高くなります。
次に、そこから少し戻ったところにある、最近できたというベーカリーに入りました。
しゃれた造りで、ケーキも生クリームを使った本格的なものが並んでいます。
でも、高い!1個Rf25からRf35します。
マーレで一番高級なベーカリー・ショップで、フランスパンがとてもおいしいそうです。
パンを買ったあと、ちょっと歩いてSTOトレードセンターの1階にあるスーパー・マーケットで買い物をしました。
日用品がひととおり揃っているマーレで一番大きなスーパーで、日本では見かけない食品もあり、ちょっとしたおみやげを見つけるのには最適な場所です。
ここなら、空港でRf20するカレー粉がRf5です。Rf10の大きい袋も売っています。
めちゃくちゃ辛いチリ・パウダーも同じ価格です。
200円するか50円で済むかのたった150円の違いですが、まとめ買いする時の差額はでかいと思いませんか?
今回わたしたちは、ネスレのマーブル模様のチョコレート・クリームの瓶詰めをいくつか買いました。
この手のものはピーナツ・バターとの組み合わせが多いんですが、
チョコレートとホワイト・クリームの組み合わせが気に入りました。
ちなみに、値段は1瓶Rf24(約230円)です。
17:00のフェリーでフルマーレに帰りたいという希与子ちゃんと、16:40にSTOトレードセンターを出たところで分かれました。
希与子ちゃんは、赤ちゃんを抱っこして米や野菜の袋を抱えていたので、タクシーをつかまえると颯爽と去っていきました。
ホテルのチェック・アウトまであと3時間あまり。
今回は野菜市場での買い物はパスすることにしました。
前回はブルー・シャーク2のクルー達へのお礼にフォ(丸い木の実。モルディブ人はこれを専用のナイフで薄く削って食べる。口中清涼剤みたいなものと言えばいいのかな?)を買いましたが、今回はこのあとマンティリのスタッフに会うこともないし…
アケちゃん(嫁)の会社の友達へのおみやげをまだ決めていなかったので、みやげ物屋をひやかすことにしました。
いったん、港(インナー・ハーバー)の方に向かいます。
No.1ジェティの目の前にある公園(ジュムフーリー・メイダーン)から島の中心に向けて伸びる道(チャンダニー・マグ)の、最初の信号までの100m足らずに観光客向けのスーブニール・ショップが軒を並べています。
この一角だけは、昔と変わらず長屋のような2階建てがすき間なく並んでいます。
相手が観光客と見ると客引きが声をかけてくるのは、この一角とフィッシュ・マーケット(魚市場)の裏手あたりだけです。
案内した客が使った金額に応じて、彼らはコミッションを得ています。
だから、店まで客を連れて行くと店員に引き継いで、いつの間にか姿を消してしまいます。
何も買わずに出てきても、店員の方も嫌な顔をするわけでもなく、店から出れば別の客引きが別の店に案内してくれます。
しつこいと思えば手を振って断ればいいし、東南アジアの某国の物売りのような悪質さはありません。
客引きがいる店は、たいてい品物に値札がついていません。個別の価格も教えてくれません。
全部でいくらになるかグロスで価格交渉です。
わたしたちは、いちばん港寄りの店から順番にひやかしていくことにしました。
何軒目かの店で、マンティリに置いてあったのと同じ Dive Maldives (Atoll Editions)第3版を見つけたので買い直すことにして、アケちゃんのおみやげもこの店で見繕うことにしました。
結局、魚のマグネット6個を買うことにして、合わせてUS$68(Rf870)と言われ、値引き交渉開始です。
ブックショップで買ったとき、本はRf325(US$25.5)でしたから、逆算すると冷蔵庫に貼るような小さなマグネット1個が900円弱という計算になります。
日本で買ってもそんなにしないでしょ、高くてもせいぜい300円ってとこじゃないの?
で、マグネットはせいぜい1個US$2(Rf26)と踏んで、6個でUS$12(Rf156)と見積もり。
本と合わせてUS$37.5(Rf481)を購入目標金額に決めました。
買い物をするときは、円、ドル、ルフィア換算のために、電卓が必須です。
まずは、$25から開始です。
相手はとんでもないといった表情で、$60と答えてきました。
こちらは、$28に妥協します。さらに、ブックショップで同じ本がUS$25だったと言いました。
あとで「しまった」と思ったのですが、こちらが本の正価を知っているという切り札を早い段階で切ってしまったので、このあとの攻防で守勢に立たされてしまいました。
最終的にUS$41で決着し、Rf523のところをRf520にしてもらいました。
言い値の6掛けということになります。
駆け引きはおもしろかったけど、こちらの目標額にあと400円ばかり届かなかったのが残念です。
つづく
短時間でもかなり強く雨が降ったので、道のあちこちに水溜りができています。
マーレは、いくつかの大通り(とは言っても片道1車線)以外は道が細いので、ほとんどが一方通行です。
12年前は、タクシーか商用車しか見なかったのに、今はバイクと自家用車がものすごく増えてます。
島の端から端まで歩いたって15分か20分だし、住宅やビルが立て込んでいて駐車スペースなんてなさそうなのに、自家用車って必要なんだろうか、と思ってしまうのはやはり不遜でしょうか。
島のほぼ中心に位置するセントラル・ホテル(地図黒丸5)から島一番の大通りマジェディ・マグ(マグは通りのこと)までは、ほんの1、2分です。
マーレのほぼ中央を東西に貫くこの通りは、商店がびっしり並ぶ繁華街で人通りも多いのですが、観光客の姿はほとんど見かけません。
この通り沿いにブック・ショップ(本と文具が置いてある店)(地図青丸34)があったのを、タクシーの車窓からチェックしていたので、まずはそこに向かいます。
マンティリに乗っているとき、移動のルートやダイビング・ポイントの詳細を調べるのに重宝した Dive Maldivesの1998年度版を見つけたので、折りたたみ式のマップ( Globetrotter Travel Map Maldives )と合わせて買いました。
値札がちゃんと貼ってあり、値引き交渉もなし。レジでお金を払い、レシートをもらいます。
観光客専門のみやげもの屋さんでは値引き交渉が必須ですが、街中の普通のお店では普通に明朗会計です。
マーレでは、どこでもUS$で買い物できますが、値札がRfだし、おつりもRfで返ってくる(レシートに両替レートが出る)ので、最初からRfで払ったほうが簡単です。
おつりと一緒に、おまけで豆辞典(もちろん英々辞典)をくれました。ちょっと得した気分です。
時刻は14:30近く、かなりお腹が空いていたので、とにかく最初に目についた店に入ろうと、ローカル・カフェに入ってみました(地図緑丸39)。
illyという赤い看板だけが目印の、見た目いかにもしょぼい(失礼)建物です。
外から見ると狭い入り口の中は真っ暗です。
勇気を出して入ってみると、レジとショーケースと、その奥に台所しかありません。
先客がいましたが、サンドイッチをテイクアウトして出て行ってしまいました。
レジにいた小太りのおばさんに聞いてみると、2階にテーブル席があるとのこと。
じゃあ、ということでバジャとフィッシュ・ボールとケーキとペストリーを2つづつ頼み、飲み物(ミネラル・ウォーターとセブンアップ)を買って2階に上がります。
これでRf30(約300円)。
東京なら、飲み物代で終わりです。
建物は古い木造ですが、2階はテラスのような造りになっています。
1階の薄暗さとは対照的に開放感があって、意外に快適です。
雨上がりということもあって、涼しい風が吹き込んできます。
正面と左側面は、布をたらして雨露をしのぐようになっていて、
正面の布は上がっていましたが、側面の布は下ろしてありました。
隣の土地はビルの建築中らしくて、基礎工事の真っ最中です。
写真で体半分だけ写っているチャドル姿のおねえさんは、この店の従業員です。
12年前は働いている女性を見かける機会がほとんどなかったのですが、モルディブでも女性の社会進出が進んでいるようです。
その彼女が持ってきてくれたプレートです。
手前右の四角いのがケーキ、というかすごく甘い菓子パン。
手前正面がバジャ、左がソーセージ・ペストリー。
奥がフィッシュ・ボールです。
ケーキ以外は暖めてありました。
電話局に行きテレホンカードを購入、シーガル・カフェへ
約束の15:30までまだ少し時間があったのですが、腹ごしらえもしたし、ここに居続けるのも飽きてきたので、いったん店を出ることにしました。
待ち合わせの場所がシーガル・カフェだったかファンタジーだったかわからなくなってしまったので、もう一度希与子ちゃんに電話をすることにしました。
チャンダニー・マグ沿いのテニスコートの前に公衆電話があるのですが、全部テレホン・カード専用だったので、テレホン・カードを手に入れなければなりません。
すぐ裏手のおしゃれな建物が電話局なので、そこでRf50のテレホン・カードを買いました。
携帯やスマート・フォンをディスプレイしているおしゃれな雰囲気で、窓口のお姉さん達はお揃いのチャドル姿でした。
早速、さっきの公衆電話から希与子ちゃんの携帯に電話すると、もうシーガル・カフェ(地図緑丸14)に来ているとのこと。
実は、公衆電話はシーガル・カフェの向かいにあるのです。
携帯への電話代がいくらなのか知りませんが、固定電話宛てなら1分0.25Rfぐらいだと思うので、たった1本の電話のために、Rf50も無駄遣いしてしまいました。
まあ、次に来た時にも使えるからいいか…
シーガル・カフェは、チャンダニ・マグとファレデー・マグが交差する角にあり、外国人にもモルディブ人にも人気のある欧風カフェです。
壁に囲まれていて中から外は見えませんが、敷地の半分を占める中庭に木が繁り、オープンスペースにテーブルが並ぶリゾートっぽいお洒落な雰囲気です。
入り口を入ると大きなショーケースがあり、アイスクリームやケーキ、オープンサンドなどの軽食が並んでいます。
観光客の多くは、アイスクリームやシャーベットを買って、対面にあるカウンターで食べています。
奥のテーブル席に座れば、サラダやハンバーガー、フレッシュ・ジュースや紅茶などもオーダーできます。
値段は高めで、日本と同じくらいの価格です。
希与子ちゃんは、次女のジョジョ(ジョアンナ)と奥のテーブル席にいました。旦那さまのショーンと長女のシェリー(シェリル)は、フルマーレの自宅でお留守番だそうです。
希与子ちゃんとは、冬に日本で会って以来、5ヶ月振りの再会でした。
その前に会ったのはもう何年も前のことです。
以前も書きましたが、わたしと希与子ちゃんは同じ時期に同じリゾートで働いていました。
都内のダイビング・ショップからの派遣の形をとっていたので、2人とも日本に戻らなければいけなかったのですが、彼女は都内のショップを辞めてモルディブに残り、その後オルカというサファリ・ボートの運営を始め、現在はブルー・シャーク2号とソレイユ号を就航するBlue K Safariを運営しています。
去年(2006)11月にブルー・シャーク2号に乗ったのですが、希与子ちゃんは出産のため実家に一時帰国した直後だったので擦れ違いで会えず、年が明けてから赤ちゃんを見に行ったのでした。
16:20まで1時間あまり、近況報告を交換したり、最近のマーレの政治情勢を教えてもらいました。
当時一緒に働いていたモルディブ人のSendiは、今はモルディブで唯一人のPADI コース・ディレクターになっているそうです。
声が聞きたいと言ったら、その場で希与子ちゃんが携帯電話で連絡を取ってくれたのですが、
Sendiは今IDCでサン・アイランドにいるとのこと。
今朝2時間近くもジェティで飛行艇を待っていたリゾートじゃないですか!
去年の希与子ちゃんに続いてのニアミスでした。
そんな中、昨晩マンティリに遊びに来たサンセット・クイーンのゲストが店に入ってきました。
サンセット・クイーンは今朝マーミギリから一直線にマーレに向かい、午後イチに着いたそうです。
彼らのひとり、Hさんはヘビー・リピーターで希与子ちゃんとも面識がありました。
たまたまNo.1ジェティ(大統領専用の屋根付き桟橋)前でばったり会った二人は、それぞれわたしたちを知っていることに気づいてびっくりしたそうです。
サンセット・クイーンのゲストは、夕方までマーレ観光を楽しみ、母船に戻って夕食をとってからフルレ空港に向かうと言っていました。
STOトレード・センターで買い物、みやげ物屋街をひやかす
しばらくすると、希与子ちゃんが夕飯の買い物があるというので、一緒にシーガル・カフェをでました。
まずは、一番近いファンタジー(スーパー・マーケット)(地図青丸2)へ向かいます。
希与子ちゃんの話では、STOトレードセンター(地図青丸8)内のスーパーの方が品揃えはいいけれど、野菜や米などはこちらの方が安いとか。
確かに観光客然とした人より、チャドルをつけた地元のおばさんで賑わっています。
ちなみに、レタス1個Rf100、日本米1kgの袋もRf100です。
どちらも約960円ですから、生野菜がいかに高いかわかります。
魚以外は全て輸入品、特に生鮮品は空輸なので、とてつもなく高くなります。
次に、そこから少し戻ったところにある、最近できたというベーカリーに入りました。
しゃれた造りで、ケーキも生クリームを使った本格的なものが並んでいます。
でも、高い!1個Rf25からRf35します。
マーレで一番高級なベーカリー・ショップで、フランスパンがとてもおいしいそうです。
パンを買ったあと、ちょっと歩いてSTOトレードセンターの1階にあるスーパー・マーケットで買い物をしました。
日用品がひととおり揃っているマーレで一番大きなスーパーで、日本では見かけない食品もあり、ちょっとしたおみやげを見つけるのには最適な場所です。
ここなら、空港でRf20するカレー粉がRf5です。Rf10の大きい袋も売っています。
めちゃくちゃ辛いチリ・パウダーも同じ価格です。
200円するか50円で済むかのたった150円の違いですが、まとめ買いする時の差額はでかいと思いませんか?
今回わたしたちは、ネスレのマーブル模様のチョコレート・クリームの瓶詰めをいくつか買いました。
この手のものはピーナツ・バターとの組み合わせが多いんですが、
チョコレートとホワイト・クリームの組み合わせが気に入りました。
ちなみに、値段は1瓶Rf24(約230円)です。
17:00のフェリーでフルマーレに帰りたいという希与子ちゃんと、16:40にSTOトレードセンターを出たところで分かれました。
希与子ちゃんは、赤ちゃんを抱っこして米や野菜の袋を抱えていたので、タクシーをつかまえると颯爽と去っていきました。
ホテルのチェック・アウトまであと3時間あまり。
今回は野菜市場での買い物はパスすることにしました。
前回はブルー・シャーク2のクルー達へのお礼にフォ(丸い木の実。モルディブ人はこれを専用のナイフで薄く削って食べる。口中清涼剤みたいなものと言えばいいのかな?)を買いましたが、今回はこのあとマンティリのスタッフに会うこともないし…
アケちゃん(嫁)の会社の友達へのおみやげをまだ決めていなかったので、みやげ物屋をひやかすことにしました。
いったん、港(インナー・ハーバー)の方に向かいます。
No.1ジェティの目の前にある公園(ジュムフーリー・メイダーン)から島の中心に向けて伸びる道(チャンダニー・マグ)の、最初の信号までの100m足らずに観光客向けのスーブニール・ショップが軒を並べています。
この一角だけは、昔と変わらず長屋のような2階建てがすき間なく並んでいます。
相手が観光客と見ると客引きが声をかけてくるのは、この一角とフィッシュ・マーケット(魚市場)の裏手あたりだけです。
案内した客が使った金額に応じて、彼らはコミッションを得ています。
だから、店まで客を連れて行くと店員に引き継いで、いつの間にか姿を消してしまいます。
何も買わずに出てきても、店員の方も嫌な顔をするわけでもなく、店から出れば別の客引きが別の店に案内してくれます。
しつこいと思えば手を振って断ればいいし、東南アジアの某国の物売りのような悪質さはありません。
客引きがいる店は、たいてい品物に値札がついていません。個別の価格も教えてくれません。
全部でいくらになるかグロスで価格交渉です。
わたしたちは、いちばん港寄りの店から順番にひやかしていくことにしました。
何軒目かの店で、マンティリに置いてあったのと同じ Dive Maldives (Atoll Editions)第3版を見つけたので買い直すことにして、アケちゃんのおみやげもこの店で見繕うことにしました。
結局、魚のマグネット6個を買うことにして、合わせてUS$68(Rf870)と言われ、値引き交渉開始です。
ブックショップで買ったとき、本はRf325(US$25.5)でしたから、逆算すると冷蔵庫に貼るような小さなマグネット1個が900円弱という計算になります。
日本で買ってもそんなにしないでしょ、高くてもせいぜい300円ってとこじゃないの?
で、マグネットはせいぜい1個US$2(Rf26)と踏んで、6個でUS$12(Rf156)と見積もり。
本と合わせてUS$37.5(Rf481)を購入目標金額に決めました。
買い物をするときは、円、ドル、ルフィア換算のために、電卓が必須です。
まずは、$25から開始です。
相手はとんでもないといった表情で、$60と答えてきました。
こちらは、$28に妥協します。さらに、ブックショップで同じ本がUS$25だったと言いました。
あとで「しまった」と思ったのですが、こちらが本の正価を知っているという切り札を早い段階で切ってしまったので、このあとの攻防で守勢に立たされてしまいました。
最終的にUS$41で決着し、Rf523のところをRf520にしてもらいました。
言い値の6掛けということになります。
駆け引きはおもしろかったけど、こちらの目標額にあと400円ばかり届かなかったのが残念です。
つづく
5/6_2 フルレへ、そしてマーレでホテルにチェックイン
まるで遊覧飛行みたいな35分間
モルディブには住んでいたこともあったし、その後何度も訪れているのに、飛行艇に乗るのはこれが初めてです。
雑誌でよく見る空の上から見た首飾りのような写真を撮りたかったのですが、なかなかうまくいきませんでした。
操縦室の扉は開けっ放しで、履いていたサンダルをぬいで裸足で操縦している操縦士が丸見えです。
後方の席は、乗客の荷物が満載されています。
アリ・アトールをあとに、飛行艇は北東に進路をとります。
南マーレ・アトールが眼前に広がり始めると、ゆっくり左旋回して環礁のほぼ真ん中を北に向かいました。
シートのポケットに航路図が挟まっていたので、写真を撮っておきました。
これを見ると、サンアイランドからマーレまでは113kmの距離だそうです。
しばらくすると、エンブドゥやヴァドゥーの上空を通り過ぎ、マーレの手前で右旋回します。
そのまま南側からフルレへアプローチするのかと思いきや、通り過ぎてなお北上していきます。
国際線だと、こんな風に滑走路の正面上空から空港を眺めることができないので、これもはじめての体験です。
飛行艇は徐々に高度を下げながら、12年前にはなかった人工島フルマーレの外洋側を通り過ぎます。
フルマーレは、マーレの人口密度が高くなりすぎたので新しく作った人工島で、去年から人が住み始めました。
上空から見ると、北半分はきれいに区画整理された街並みができ始めていて、大きなモスクもありますが、島の南半分はまだ空き地です。
堤防で囲まれた大きな港の中には、サファリボートが数多く停泊しています。
聞くところによると、今モルディブには40隻以上サファリ・ボートが就航しているとか。
飛行艇は、いったんフルマーレを通り過ぎ反時計回りに半周すると、フルレの北西側の水面に着水しました。
そのまま水面を滑走して、滑走路の東側にある国内線ジェティ(木の浮き桟橋)に到着します。
すぐ隣のジェティには、もう一つの国内線会社「Maldivian Air Taxi」の赤い飛行艇が停泊していました。
建物の脇には飛行艇と同じ色にペイントされたマイクロバスが待っています。
係員が乗るように指示しているので、一応、自分たちの荷物が積み込まれるのをチェックしてから、バスに乗りました。
ところで、わたしたちが今いるのは、滑走路の東側です。
国際線のロビーや、メインのジェティ、フルレホテルなどは全て滑走路の西側にある筈です。
どうやって滑走路を横切るんだろう、地下道でもあるんだろうか、と思っていると、
わたしたちを乗せたバスは検問を過ぎて島の南端まで行き、滑走路の端をぐるりと回りこんで、
今度は北へ走って行きます。
およそ10分は走ったでしょうか?
見慣れた国際線到着ロビー外の広場の脇で止まると、わたしたちと荷物を降ろしたマイクロバスは、
そのまま行ってしまいました。
カートに荷物を積んで、さて、ガイドはどこだろうと探す間もなく、向こうから声を掛けてくる人がいます。
8日前のFahilとは別のモルディビアン・ガイドでした。
簡単に自己紹介をして段取りを確認すると、これからフェリーに乗ってマーレに行き、セントラル・ホテルまで送ってくれるとのこと。
マンティリを下船してからすでに2時間半がたっていました。
フルレからマーレへ、セントラル・ホテルにチェックイン
フェリー(船首に番号がついた青いドーニ)に乗り込むと、例によって料金はガイドが払ってくれました。
突然、雨が降り出しましたが、マーレに着く前にやんでくれました。
11:30、マーレのジェティに到着すると、ガイドがタクシーをつかまえます。
自分はバイクであとをついていくというので、運転手に行き先を告げ、無事にセントラル・ホテルに到着しました。
ところが、待てど暮らせどガイドがやってきません。仕方がないので自分で料金Rf30を払いました。
マーレのタクシーは、どこでつかまえても、どこへ行ってもRf10です。でも、大きい荷物がある場合は、荷物1個につきRf10が相場です。
結局、チェックインも自分たちで行ない、704号室(8階)の鍵を受け取りました。
部屋まで荷物を運んでくれたスタッフにRf10チップを渡し、まずは部屋でのんびりします。
20:30のピックアップまで、これから8時間あまりがマーレでの自由時間になるので、
アケちゃんと2人で作戦会議を開きました。
マーレでやることを列挙して、順番を考えます。
1.昼食をとる(観光客が決して来ない街中のカフェでバジャとフィッシュ・ボールとガルディアを食べる)
2.本屋巡りをする(マンティリに置いてあった「DIVE MALDIVES」の本を買う)
3.家族や義理のある人へのお土産を買う(自分たちにはマンティリのTシャツをゲット済み)
4.友人(ソレイユとブルーシャークⅡを運営しているBlue ”K” Safariの希与子ちゃん)に会う
5.夕食をたべる
6.ホテルに戻ってシャワーを浴びる
バジャというのは、インド料理のサモサに似た、カレー味のジャガイモとツナを餃子の皮のような衣で三角形に包んで揚げたものです。
フィッシュ・ボールは、魚版ミートボールのようなもので、これも固めの衣で揚げてあります。
どちらも、モルディブの代表的なファースト・フードです。
ガルディアはモルディブ人のソウル・フードとも言える魚のスープで、カツオだしの効いた澄まし汁にカツオの切り身がごろんと沈んでいます。
ローカル・カフェでは、ショーケースに並んだバジャやフィッシュ・ボール、あるいはスイーツを勝手に取って、甘いミルク・ティー(キル・サ)をオーダーして、おしゃべりに興じます。
エアコンがなく、少し薄暗いので、入る時は少し勇気がいりますが、入ってしまえば誰に干渉されるわけでもなく、何より安いので気に入っています。
マーレの街中にはこんなカフェがあちこちにあり、いつも地元の男たちで賑わっています。
女性は決してカフェには入りません。男性陣は外で、女性陣は誰かの家に集まって、というのがモルディブの余暇の過ごし方です。
去年の11月、12年振りのマーレ訪問では、その変わりようにびっくりしました。
バイクと車が増えた、交差点に信号機がついた、ビルだらけになってフライディ・モスクの屋根が見えなくなった、肌を露出した若いモル人女性を見かけた…などなど。
あれから半年、今回は時間もあるのでローカルのマーレをじっくり楽しむ予定です。
さて、まず希与子ちゃんとアポをとらなければなりません。
彼女の携帯に部屋から外線(ダイヤル9)で電話をかけますが、繋がりません。
時刻はちょうど12:00。また、雨が降り始めました。今度はかなり強く降っています。
結局、希与子ちゃんと連絡がとれたのは13:45になってからでした。
15:30に、Seagull Cafeで待ち合わせして、雨も上がったので外出することにしました。
つづく
モルディブには住んでいたこともあったし、その後何度も訪れているのに、飛行艇に乗るのはこれが初めてです。
雑誌でよく見る空の上から見た首飾りのような写真を撮りたかったのですが、なかなかうまくいきませんでした。
操縦室の扉は開けっ放しで、履いていたサンダルをぬいで裸足で操縦している操縦士が丸見えです。
後方の席は、乗客の荷物が満載されています。
アリ・アトールをあとに、飛行艇は北東に進路をとります。
南マーレ・アトールが眼前に広がり始めると、ゆっくり左旋回して環礁のほぼ真ん中を北に向かいました。
シートのポケットに航路図が挟まっていたので、写真を撮っておきました。
これを見ると、サンアイランドからマーレまでは113kmの距離だそうです。
しばらくすると、エンブドゥやヴァドゥーの上空を通り過ぎ、マーレの手前で右旋回します。
そのまま南側からフルレへアプローチするのかと思いきや、通り過ぎてなお北上していきます。
国際線だと、こんな風に滑走路の正面上空から空港を眺めることができないので、これもはじめての体験です。
飛行艇は徐々に高度を下げながら、12年前にはなかった人工島フルマーレの外洋側を通り過ぎます。
フルマーレは、マーレの人口密度が高くなりすぎたので新しく作った人工島で、去年から人が住み始めました。
上空から見ると、北半分はきれいに区画整理された街並みができ始めていて、大きなモスクもありますが、島の南半分はまだ空き地です。
堤防で囲まれた大きな港の中には、サファリボートが数多く停泊しています。
聞くところによると、今モルディブには40隻以上サファリ・ボートが就航しているとか。
飛行艇は、いったんフルマーレを通り過ぎ反時計回りに半周すると、フルレの北西側の水面に着水しました。
そのまま水面を滑走して、滑走路の東側にある国内線ジェティ(木の浮き桟橋)に到着します。
すぐ隣のジェティには、もう一つの国内線会社「Maldivian Air Taxi」の赤い飛行艇が停泊していました。
建物の脇には飛行艇と同じ色にペイントされたマイクロバスが待っています。
係員が乗るように指示しているので、一応、自分たちの荷物が積み込まれるのをチェックしてから、バスに乗りました。
ところで、わたしたちが今いるのは、滑走路の東側です。
国際線のロビーや、メインのジェティ、フルレホテルなどは全て滑走路の西側にある筈です。
どうやって滑走路を横切るんだろう、地下道でもあるんだろうか、と思っていると、
わたしたちを乗せたバスは検問を過ぎて島の南端まで行き、滑走路の端をぐるりと回りこんで、
今度は北へ走って行きます。
およそ10分は走ったでしょうか?
見慣れた国際線到着ロビー外の広場の脇で止まると、わたしたちと荷物を降ろしたマイクロバスは、
そのまま行ってしまいました。
カートに荷物を積んで、さて、ガイドはどこだろうと探す間もなく、向こうから声を掛けてくる人がいます。
8日前のFahilとは別のモルディビアン・ガイドでした。
簡単に自己紹介をして段取りを確認すると、これからフェリーに乗ってマーレに行き、セントラル・ホテルまで送ってくれるとのこと。
マンティリを下船してからすでに2時間半がたっていました。
フルレからマーレへ、セントラル・ホテルにチェックイン
フェリー(船首に番号がついた青いドーニ)に乗り込むと、例によって料金はガイドが払ってくれました。
突然、雨が降り出しましたが、マーレに着く前にやんでくれました。
11:30、マーレのジェティに到着すると、ガイドがタクシーをつかまえます。
自分はバイクであとをついていくというので、運転手に行き先を告げ、無事にセントラル・ホテルに到着しました。
ところが、待てど暮らせどガイドがやってきません。仕方がないので自分で料金Rf30を払いました。
マーレのタクシーは、どこでつかまえても、どこへ行ってもRf10です。でも、大きい荷物がある場合は、荷物1個につきRf10が相場です。
結局、チェックインも自分たちで行ない、704号室(8階)の鍵を受け取りました。
部屋まで荷物を運んでくれたスタッフにRf10チップを渡し、まずは部屋でのんびりします。
20:30のピックアップまで、これから8時間あまりがマーレでの自由時間になるので、
アケちゃんと2人で作戦会議を開きました。
マーレでやることを列挙して、順番を考えます。
1.昼食をとる(観光客が決して来ない街中のカフェでバジャとフィッシュ・ボールとガルディアを食べる)
2.本屋巡りをする(マンティリに置いてあった「DIVE MALDIVES」の本を買う)
3.家族や義理のある人へのお土産を買う(自分たちにはマンティリのTシャツをゲット済み)
4.友人(ソレイユとブルーシャークⅡを運営しているBlue ”K” Safariの希与子ちゃん)に会う
5.夕食をたべる
6.ホテルに戻ってシャワーを浴びる
バジャというのは、インド料理のサモサに似た、カレー味のジャガイモとツナを餃子の皮のような衣で三角形に包んで揚げたものです。
フィッシュ・ボールは、魚版ミートボールのようなもので、これも固めの衣で揚げてあります。
どちらも、モルディブの代表的なファースト・フードです。
ガルディアはモルディブ人のソウル・フードとも言える魚のスープで、カツオだしの効いた澄まし汁にカツオの切り身がごろんと沈んでいます。
ローカル・カフェでは、ショーケースに並んだバジャやフィッシュ・ボール、あるいはスイーツを勝手に取って、甘いミルク・ティー(キル・サ)をオーダーして、おしゃべりに興じます。
エアコンがなく、少し薄暗いので、入る時は少し勇気がいりますが、入ってしまえば誰に干渉されるわけでもなく、何より安いので気に入っています。
マーレの街中にはこんなカフェがあちこちにあり、いつも地元の男たちで賑わっています。
女性は決してカフェには入りません。男性陣は外で、女性陣は誰かの家に集まって、というのがモルディブの余暇の過ごし方です。
去年の11月、12年振りのマーレ訪問では、その変わりようにびっくりしました。
バイクと車が増えた、交差点に信号機がついた、ビルだらけになってフライディ・モスクの屋根が見えなくなった、肌を露出した若いモル人女性を見かけた…などなど。
あれから半年、今回は時間もあるのでローカルのマーレをじっくり楽しむ予定です。
さて、まず希与子ちゃんとアポをとらなければなりません。
彼女の携帯に部屋から外線(ダイヤル9)で電話をかけますが、繋がりません。
時刻はちょうど12:00。また、雨が降り始めました。今度はかなり強く降っています。
結局、希与子ちゃんと連絡がとれたのは13:45になってからでした。
15:30に、Seagull Cafeで待ち合わせして、雨も上がったので外出することにしました。
つづく
5/6_1 起床、おめざ、朝食、サンアイランド、飛行艇でフルレへ
起床、おめざ、朝食
目が覚めたのは5:00。着替えて身支度を整え、最後の荷物をスーツケースに詰めると6:00近かったので、おめざを食べにダイニングに上がって行きました。
今日も雲が多くて、風の強い天気です。
おめざのメニューはいつも通りコーンフレークでした。
スチュワードのAliに、朝食は7:30にしてもらうよう頼みました。
6:30のMujeyの合図で、米人4人がドーニに乗り換えます。
ブリーフィングはドーニの上でやるんでしょうか?
彼らを見送ったあと、わたしたちはアッパーデッキに上がって器材を片付けます。
BCのフロート内の水が完璧に抜いてあり、シグナルフロートも中まで完全に乾いています。
丁寧な仕事振りにびっくりしました。
わたしたち2人の分だけ、先にテーブルに並べてくれた朝食をとると、もう何もすることがありません。
母船を離れ、サンアイランドへ
7:50にダイビングを終えたドーニが戻ってきました。
ポイント名を聞いたのですが、メモに残さなかったので忘れてしまいました。
いいダイビングだったようです。
彼らがシャワーを浴びて戻ってくると、すぐに朝食が始まりました。
わたしたちは、テーブルでコーヒーを飲みながら、彼らの会話に加わります。
トム・ハンクス似のマイケルが何かの拍子に、太っちょジョンのことを
”To tell the truth, He is a Spy . "(実は彼はスパイなんだ)と言い出しました。
"What does he work for as a Spy?"(何をスパイしてるんですか?)と聞くと、
”Secret.”(秘密)と言われてしまいました。
8:30になったので、Blogへの掲載許可をもらってみんなで記念写真を撮り、ドーニへ乗り込みます。
重い荷物はすべてスタッフが積み込んでくれました。
デッキ越しに最後の握手を交わし、ドーニが母船を離れました。
停泊していたマーミギリから2つ目(ホリディアイランドの次)のサンアイランドまでは、約20分です。
一度、グーライドゥに上陸しているとはいえ、土の上に立つのは久し振りの気がします。
サンアイランドは大きなリーフを抱えた細長い島(フシFushi)なので、ジェティまでの桟橋が非常に長く、ジェティの先に水上レストランがあります。
スタッフたちは、プレスの効いたお揃いのシャツとスラックス姿でピシッとしていますが、足元はサンダルでした。
自転車やカートがそこここに停めてあり、歩いて移動するのには大き過ぎる島のようです。
ジェティの事務所には警備員の格好をしたスタッフが何人か詰めています。
Mujeyが問い合わせると、時間になったら受付の人が来るから、ここで待っていろとのこと。
しばらくすると、人が集まってきます。
ヨーロッパ人(イタリア人が多い)が多く、韓国人、シンガポール・チャイニーズもいました。日本人の姿は見かけません。
みんな軽装です。マスクやスノーケルを持っている人もいます。
どうやら、スノーケル・トリップに行く人達のようです。
真っ白いきれいなドーニが来ると、それに乗って出て行ってしまいました。
9:40まで1時間近く待っていると、また人が集まり始めました。
今度は、しっかりした格好をしている人が多いので、飛行艇に乗る人達のようです。
子供を2人連れた中国人夫婦、お金持ちらしきインド人カップル、ブランド物で身を固めたフランス人女性(Diorのサングラス、miumiuのバッグとミュール、ロベルタのサブリナパンツとワンショルダーのベアトップ)と年下男性のちょっと怪しいカップル、リゾートのスタッフっぽい男性、わたしたちの11名です。
荷物を山のように積んだカートもやってきました。間違いないようです。
クリップボードを持ったアフリカ系の若い女性スタッフがカートから降り、フランス語訛りの英語でリストを見ながら点呼をとり、やってきたドーニに乗るよう指示しました。
この彼女が9頭身の細身で、ものすごくスタイルがいいのです。
Mujeyとドーニクルーに別れを告げ握手を交わします。
全員が乗り込むとすぐにドーニはジェティを離れました。
浅いリーフの中の細い水路(等間隔に標識が立っている)を通って、飛行艇が待っているプラットフォームに到着すると、まず荷物を飛行艇に積み込みます。
それが終わると、人間の番です。
狭い飛行艇の座席は、右側が2人掛け、左側が1人掛けでした。自由席です。
10:30、飛行艇はプラットフォームを離れると水面を滑走し、空に舞い上がりました。
風上から暗くて重い雲が近づいています。雨がぱらついてきました。
飛行艇は思いの外低空飛行で、機首をまっすぐ北東に向けてフルレに向かいます。
つづく
目が覚めたのは5:00。着替えて身支度を整え、最後の荷物をスーツケースに詰めると6:00近かったので、おめざを食べにダイニングに上がって行きました。
今日も雲が多くて、風の強い天気です。
おめざのメニューはいつも通りコーンフレークでした。
スチュワードのAliに、朝食は7:30にしてもらうよう頼みました。
6:30のMujeyの合図で、米人4人がドーニに乗り換えます。
ブリーフィングはドーニの上でやるんでしょうか?
彼らを見送ったあと、わたしたちはアッパーデッキに上がって器材を片付けます。
BCのフロート内の水が完璧に抜いてあり、シグナルフロートも中まで完全に乾いています。
丁寧な仕事振りにびっくりしました。
わたしたち2人の分だけ、先にテーブルに並べてくれた朝食をとると、もう何もすることがありません。
母船を離れ、サンアイランドへ
7:50にダイビングを終えたドーニが戻ってきました。
ポイント名を聞いたのですが、メモに残さなかったので忘れてしまいました。
いいダイビングだったようです。
彼らがシャワーを浴びて戻ってくると、すぐに朝食が始まりました。
わたしたちは、テーブルでコーヒーを飲みながら、彼らの会話に加わります。
トム・ハンクス似のマイケルが何かの拍子に、太っちょジョンのことを
”To tell the truth, He is a Spy . "(実は彼はスパイなんだ)と言い出しました。
"What does he work for as a Spy?"(何をスパイしてるんですか?)と聞くと、
”Secret.”(秘密)と言われてしまいました。
8:30になったので、Blogへの掲載許可をもらってみんなで記念写真を撮り、ドーニへ乗り込みます。
重い荷物はすべてスタッフが積み込んでくれました。
デッキ越しに最後の握手を交わし、ドーニが母船を離れました。
停泊していたマーミギリから2つ目(ホリディアイランドの次)のサンアイランドまでは、約20分です。
一度、グーライドゥに上陸しているとはいえ、土の上に立つのは久し振りの気がします。
サンアイランドは大きなリーフを抱えた細長い島(フシFushi)なので、ジェティまでの桟橋が非常に長く、ジェティの先に水上レストランがあります。
スタッフたちは、プレスの効いたお揃いのシャツとスラックス姿でピシッとしていますが、足元はサンダルでした。
自転車やカートがそこここに停めてあり、歩いて移動するのには大き過ぎる島のようです。
ジェティの事務所には警備員の格好をしたスタッフが何人か詰めています。
Mujeyが問い合わせると、時間になったら受付の人が来るから、ここで待っていろとのこと。
しばらくすると、人が集まってきます。
ヨーロッパ人(イタリア人が多い)が多く、韓国人、シンガポール・チャイニーズもいました。日本人の姿は見かけません。
みんな軽装です。マスクやスノーケルを持っている人もいます。
どうやら、スノーケル・トリップに行く人達のようです。
真っ白いきれいなドーニが来ると、それに乗って出て行ってしまいました。
9:40まで1時間近く待っていると、また人が集まり始めました。
今度は、しっかりした格好をしている人が多いので、飛行艇に乗る人達のようです。
子供を2人連れた中国人夫婦、お金持ちらしきインド人カップル、ブランド物で身を固めたフランス人女性(Diorのサングラス、miumiuのバッグとミュール、ロベルタのサブリナパンツとワンショルダーのベアトップ)と年下男性のちょっと怪しいカップル、リゾートのスタッフっぽい男性、わたしたちの11名です。
荷物を山のように積んだカートもやってきました。間違いないようです。
クリップボードを持ったアフリカ系の若い女性スタッフがカートから降り、フランス語訛りの英語でリストを見ながら点呼をとり、やってきたドーニに乗るよう指示しました。
この彼女が9頭身の細身で、ものすごくスタイルがいいのです。
Mujeyとドーニクルーに別れを告げ握手を交わします。
全員が乗り込むとすぐにドーニはジェティを離れました。
浅いリーフの中の細い水路(等間隔に標識が立っている)を通って、飛行艇が待っているプラットフォームに到着すると、まず荷物を飛行艇に積み込みます。
それが終わると、人間の番です。
狭い飛行艇の座席は、右側が2人掛け、左側が1人掛けでした。自由席です。
10:30、飛行艇はプラットフォームを離れると水面を滑走し、空に舞い上がりました。
風上から暗くて重い雲が近づいています。雨がぱらついてきました。
飛行艇は思いの外低空飛行で、機首をまっすぐ北東に向けてフルレに向かいます。
つづく
2007/05/05
5/5_2 昼食、アリビーチ・ベイル、出立の準備、夕食、日本人ゲスト
昼食
ここ何回か食事時にテーブルにいなかったMujeyが、みんなと一緒に食事をしました。
スパゲティと炒めご飯というちょっと妙な取り合わせですが、それぞれ美味しいので、それはそれでOKです。
昼食は12:30からでしたが、食べ終わっても船は移動を始めません。動き始めたのは13:30になってからです。
次のポイントまでそう遠くないのでしょう。
メニュー
トマト、コールスロー、スパゲティ・ミートソース、野菜入りサフラン・ライス、えびのあんかけ風、バニラ・アイスクリーム
3本目(#21):アリビーチ・ベイル(南アリ環礁)
船はいったん東に進路を取り、ディグラシュ・カンドゥから外洋に出ました。
昨日と同じルートでリーフ沿いに南下していきます。
昨日と違うのは、誰もジンベエザメを探していないこと。
それこそゲップが出るほど見ることができたので、必死さが全然ありません。
1時間足らずの移動のあと、停泊したのはディッドゥ・フィノール(ホワイトサンズ)とメドゥフィノールの間のアウトリーフでした。
Mujeyから、ここでジンベエザメ・サーチをやる、昨日と同じ段取りでリーフ沿いにドリフトすると説明がありました。
地図を見ても、アリビーチという地名が見当たりません。ベイルはディベヒ語で外側という意味ですから、このあたりをアリビーチというのでしょう。
わたしたち2人にとってのラスト・ダイブです。
スクーバを装着してのジンベエザメ遭遇はあまり期待していないので、できれば魚影の濃いポイントの方がよかったな、と思ってしまいました。
昨日のうちに希望をリクエストしておけばよかった、とちょっと後悔。
とはいえ、長いリーフに沿いつつ、レッジがぎりぎり見えるぐらいまで離れて中層をのんびりドリフトするのも、浮遊感覚が存分に味わえてモルディブらしくていいものです。
途中、イトマキエイが2回私たちを追い越していきました。
<ログ>En:14:31、Ex:15:32、Max D.14.9m。透明度:15~18m、風向:南西、水温:30℃、カレント:穏、SW→NE
出立の準備
エキジットすると、Mujeyが
「器材はスタッフが洗って干しておくので、そのままにしておいていい」と言ってくれました。
母船のアッパー・デッキに干しておくから、明日の朝取り込んでパッキングして欲しいとのこと。
あとで覗いてみると、ドーニに据え付けてある大きなポリバケツに浸けるだけでなく、レギのセカンドステージやBCのインフレーターにホースの水をかけて、かなり丁寧に洗ってくれています。
16:00に母船に戻りおやつを食べ終わった頃に、Mujeyから航路が変更になって南マーレに戻ったことを改めて詫びられました。
便箋を1枚ずつ渡され、感じたことを何でもいいから書き込んで欲しいと言います。
顧客満足度をきちんと調査・管理している姿勢に好感を持ちました。
さらに、Tipと書いた封筒を渡されました。チップはスタッフ全員で平等に分けるとのこと。
1日$10が目安ですが、切りのいいところで2人分で$100を入れて、あとでMujeyに渡しました。
少なかったかな?
以降の予定を確認すると、ミニバーの精算は今夜中に、それ以降はキャッシュで払って欲しいということです。
明日の出立は8:30。米人達が1本目を潜っている間に朝食を済ませておくこと。
朝食前に荷物を部屋の前に出しておくこと。重い荷物は全てスタッフが運んでくれる。
器材は、出立までにパッキングを済ませておくこと。
サン・アイランドで飛行艇のチェック・インをする。リコンファームは済んでいる。
サン・アイランドまでMujeyが送り、わたしたちが出発するまで見届けてくれる。
フルレでガイドが待っているので、マーレのホテルまで送ってもらってくれ。
そのあとのスケジュールはそのガイドと打ち合わせて欲しい。
ということでした。
あとは荷物をまとめるだけなので、カメラコーナーに置きっぱなしだった充電器を片付け、階下のキャビンでスーツケースに荷物を積めたあと、ダイニングに戻ってソファで少し横になりました。
夕食
19:00、私たちにとっては最後のディナーですが、スペシャル・メニューというわけでもなく、会話もいつも通りのたわいもない雑談でした。
いつもと少し違ったのは、2本目のワインを空けたことぐらいでしょうか。
Mujeyは、この日も同席しませんでした。
デザートのマンゴーの画像を撮っていなかったことに食べ終わってから気づいたので、皮だけの姿です。
メニュー
カシューナッツ入り炒めごはん、カレー、白身魚のソテー、鶏もも肉のロースト・エスニック風味、にんじんのグラッセ、マンゴー、キャベツ、りんごとオレンジのフルーツサラダ、赤ワイン
サンセット・クイーンから日本人ゲストが訪問
デザートも食べ終え、ワインを空けておしゃべりしていた20:00頃、Mujeyが姿を現し、ゲストを連れてきたと日本人女性2人を招き入れました。
すぐ隣に停泊しているSunset Queen号に夕食を食べに行き、マンティリに遊びに来るよう誘ったようです。
若い女性の姿を久しぶりに見て、米人4人の顔も輝いています。
Mujeyが新しいワインを開け、2人にアイスクリームを振舞います。
1人が英語を喋るので、途端に賑やかになりました。
続いて、男性2人女性1人も加わり、今度は日本語での情報交換が盛んに交わされます。
サンセット・クイーンの乗客はほとんど日本人で、日本人ガイドもいてかなり賑やかなツアーだったようです。
5月1日から今日までのクルーズで、明日船でフルレまで戻るそうです。
南アリには今日来たようで、ジンベエザメは尾びれだけしか見られず、マンタにも出会い損ねたそうです。
3頭見たうえ、ジャックナイフで潜るところを見たと伝えたら、ものすごく羨ましがられました。
米人たちに申し訳ないと思いつつ日本語で盛り上がっていると、それを察したのか、Mujeyがワインをもう1本空け、マンティリのプロモーション用CDを見ようと言ってくれました。
ファイル形式が対応していないのか備え付けのDVDプレーヤーでは再生できなかったので、メガネのジョンがノートPCを持ってきて、それで鑑賞しました。さすがアキバ系・・・ってこればっかり。
見終わると、MujeyがCDをみんなに配り、次は是非マンティリを利用するようにと盛んに営業しています。
無料のミネラルウォーター、毎昼食後のアイスクリーム、夕食時のワイン、ダイブ後のタオルなどのサービスはやはりサンセットクイーンにはないそうで、価格が高い分サービスも充実しているようです。
22:00になったのでお開きにしようということになり、Mujeyが彼らをディンギーで送っていきました。
ラストナイトにふさわしい、Mujeyの心遣いでした。
彼らの何人かとは、その後Mixiでのやり取りを経て東京でオフ会もやり、
伊豆にも一緒に潜りに行くことになります。
ミニバーでの精算を済ませ、お土産にTシャツとポロシャツを購入しました。
Tシャツは1枚$12、ポロシャツは1枚$15でした。
缶ビールは1本3$でしたが、支払いは$84!
ビール以外にウィスキーやジンも飲んだとはいえ、1晩あたり1人2本強。
セーブしてはいたのですが、Alcohol Specialistの面目躍如です。
ちょっと飲み足りなかったので、部屋に戻ってビールを1本ずつ開けてしまいました。
5/6につづく
ここ何回か食事時にテーブルにいなかったMujeyが、みんなと一緒に食事をしました。
スパゲティと炒めご飯というちょっと妙な取り合わせですが、それぞれ美味しいので、それはそれでOKです。
昼食は12:30からでしたが、食べ終わっても船は移動を始めません。動き始めたのは13:30になってからです。
次のポイントまでそう遠くないのでしょう。
メニュー
トマト、コールスロー、スパゲティ・ミートソース、野菜入りサフラン・ライス、えびのあんかけ風、バニラ・アイスクリーム
3本目(#21):アリビーチ・ベイル(南アリ環礁)
船はいったん東に進路を取り、ディグラシュ・カンドゥから外洋に出ました。
昨日と同じルートでリーフ沿いに南下していきます。
昨日と違うのは、誰もジンベエザメを探していないこと。
それこそゲップが出るほど見ることができたので、必死さが全然ありません。
1時間足らずの移動のあと、停泊したのはディッドゥ・フィノール(ホワイトサンズ)とメドゥフィノールの間のアウトリーフでした。
Mujeyから、ここでジンベエザメ・サーチをやる、昨日と同じ段取りでリーフ沿いにドリフトすると説明がありました。
地図を見ても、アリビーチという地名が見当たりません。ベイルはディベヒ語で外側という意味ですから、このあたりをアリビーチというのでしょう。
わたしたち2人にとってのラスト・ダイブです。
スクーバを装着してのジンベエザメ遭遇はあまり期待していないので、できれば魚影の濃いポイントの方がよかったな、と思ってしまいました。
昨日のうちに希望をリクエストしておけばよかった、とちょっと後悔。
とはいえ、長いリーフに沿いつつ、レッジがぎりぎり見えるぐらいまで離れて中層をのんびりドリフトするのも、浮遊感覚が存分に味わえてモルディブらしくていいものです。
途中、イトマキエイが2回私たちを追い越していきました。
<ログ>En:14:31、Ex:15:32、Max D.14.9m。透明度:15~18m、風向:南西、水温:30℃、カレント:穏、SW→NE
出立の準備
エキジットすると、Mujeyが
「器材はスタッフが洗って干しておくので、そのままにしておいていい」と言ってくれました。
母船のアッパー・デッキに干しておくから、明日の朝取り込んでパッキングして欲しいとのこと。
あとで覗いてみると、ドーニに据え付けてある大きなポリバケツに浸けるだけでなく、レギのセカンドステージやBCのインフレーターにホースの水をかけて、かなり丁寧に洗ってくれています。
16:00に母船に戻りおやつを食べ終わった頃に、Mujeyから航路が変更になって南マーレに戻ったことを改めて詫びられました。
便箋を1枚ずつ渡され、感じたことを何でもいいから書き込んで欲しいと言います。
顧客満足度をきちんと調査・管理している姿勢に好感を持ちました。
さらに、Tipと書いた封筒を渡されました。チップはスタッフ全員で平等に分けるとのこと。
1日$10が目安ですが、切りのいいところで2人分で$100を入れて、あとでMujeyに渡しました。
少なかったかな?
以降の予定を確認すると、ミニバーの精算は今夜中に、それ以降はキャッシュで払って欲しいということです。
明日の出立は8:30。米人達が1本目を潜っている間に朝食を済ませておくこと。
朝食前に荷物を部屋の前に出しておくこと。重い荷物は全てスタッフが運んでくれる。
器材は、出立までにパッキングを済ませておくこと。
サン・アイランドで飛行艇のチェック・インをする。リコンファームは済んでいる。
サン・アイランドまでMujeyが送り、わたしたちが出発するまで見届けてくれる。
フルレでガイドが待っているので、マーレのホテルまで送ってもらってくれ。
そのあとのスケジュールはそのガイドと打ち合わせて欲しい。
ということでした。
あとは荷物をまとめるだけなので、カメラコーナーに置きっぱなしだった充電器を片付け、階下のキャビンでスーツケースに荷物を積めたあと、ダイニングに戻ってソファで少し横になりました。
夕食
19:00、私たちにとっては最後のディナーですが、スペシャル・メニューというわけでもなく、会話もいつも通りのたわいもない雑談でした。
いつもと少し違ったのは、2本目のワインを空けたことぐらいでしょうか。
Mujeyは、この日も同席しませんでした。
デザートのマンゴーの画像を撮っていなかったことに食べ終わってから気づいたので、皮だけの姿です。
メニュー
カシューナッツ入り炒めごはん、カレー、白身魚のソテー、鶏もも肉のロースト・エスニック風味、にんじんのグラッセ、マンゴー、キャベツ、りんごとオレンジのフルーツサラダ、赤ワイン
サンセット・クイーンから日本人ゲストが訪問
デザートも食べ終え、ワインを空けておしゃべりしていた20:00頃、Mujeyが姿を現し、ゲストを連れてきたと日本人女性2人を招き入れました。
すぐ隣に停泊しているSunset Queen号に夕食を食べに行き、マンティリに遊びに来るよう誘ったようです。
若い女性の姿を久しぶりに見て、米人4人の顔も輝いています。
Mujeyが新しいワインを開け、2人にアイスクリームを振舞います。
1人が英語を喋るので、途端に賑やかになりました。
続いて、男性2人女性1人も加わり、今度は日本語での情報交換が盛んに交わされます。
サンセット・クイーンの乗客はほとんど日本人で、日本人ガイドもいてかなり賑やかなツアーだったようです。
5月1日から今日までのクルーズで、明日船でフルレまで戻るそうです。
南アリには今日来たようで、ジンベエザメは尾びれだけしか見られず、マンタにも出会い損ねたそうです。
3頭見たうえ、ジャックナイフで潜るところを見たと伝えたら、ものすごく羨ましがられました。
米人たちに申し訳ないと思いつつ日本語で盛り上がっていると、それを察したのか、Mujeyがワインをもう1本空け、マンティリのプロモーション用CDを見ようと言ってくれました。
ファイル形式が対応していないのか備え付けのDVDプレーヤーでは再生できなかったので、メガネのジョンがノートPCを持ってきて、それで鑑賞しました。さすがアキバ系・・・ってこればっかり。
見終わると、MujeyがCDをみんなに配り、次は是非マンティリを利用するようにと盛んに営業しています。
無料のミネラルウォーター、毎昼食後のアイスクリーム、夕食時のワイン、ダイブ後のタオルなどのサービスはやはりサンセットクイーンにはないそうで、価格が高い分サービスも充実しているようです。
22:00になったのでお開きにしようということになり、Mujeyが彼らをディンギーで送っていきました。
ラストナイトにふさわしい、Mujeyの心遣いでした。
彼らの何人かとは、その後Mixiでのやり取りを経て東京でオフ会もやり、
伊豆にも一緒に潜りに行くことになります。
ミニバーでの精算を済ませ、お土産にTシャツとポロシャツを購入しました。
Tシャツは1枚$12、ポロシャツは1枚$15でした。
缶ビールは1本3$でしたが、支払いは$84!
ビール以外にウィスキーやジンも飲んだとはいえ、1晩あたり1人2本強。
セーブしてはいたのですが、Alcohol Specialistの面目躍如です。
ちょっと飲み足りなかったので、部屋に戻ってビールを1本ずつ開けてしまいました。
5/6につづく
登録:
投稿 (Atom)