2007/04/28

4/28_2 モルディブ入国、マーレのセントラルホテル

エアコンの効いた機内からタラップに出ると、南国の熱気に包まれます。
少し潮の香りが混じった濃い空気は、モルディブに帰ってきたなと実感させてくれました。

フルレ空港の入国審査があるフロアは、1990年から何も変わってません。

ガランとしたフロアの真ん中にイミグレーション・カウンターがあり、
向こうには荷物が回るターンテーブルが2列あるだけです。

入国審査官はひとりひとりに時間をかけるので、列がなかなか進みません。
わたしたちの前は若い韓国人カップル。男性は身長190cm、体重100kgはありそうな巨漢。
女性も175cmはありそうな脚長のモデル体系で、サングラスやバッグをブランドで固めてます。
一方、すぐ後ろは中国人男性4人組で、うるさいのなんの。
しかも、1人は列を離れて前を覗き込んだり、わたしにぶつかることも一度や二度ではないのに、
一向にあやまる気配もない。彼らのマナーの悪さは目に余りました。

荷物を受け取り、税関へ。X線検査は1990年にはありませんでした。でも、当時はバッグを開けて中身を見せなければ通してもらえませんでした。
今は、ノーチェックです。

扉を過ぎると小さなホールがあり、左側に到着便がついた時だけ開く銀行があります。
わたしたちは、毎回ここでUS$をモルディブ通貨Rf(ルフィア)に両替します。
日本円から直接Rfに両替できることを、今回初めて知りました。
モルディブでは、どこへ行ってもUS$が通用しますが、
マーレで地元の人向けの店やカフェに行ったり、ドーニやタクシーを利用する時、Rfがあると何かと便利です。
今回は、$250をRf3,187.50に両替しました(レートは、12.75)。

両替を終え、表に出ると、プラカードを持ったガイドが待っているので、こちらから声をかけます。
SQ便でのManthiriの乗客はわたしたちだけらしく、ガイドのFahilと合流すると、
カートに荷物を載せたままジェティ(桟橋)に移動します。
マーレ行きのフェリーに乗り込み、満員になるのを待ちます。

数あるドーニのうち、フェリーを見分ける方法は、舳先に番号がついているかどうか。
費用はツアー代に含まれているということで、ガイドが払ってくれました。聞くと、ひとり10Rfとのこと。

マーレに着くと、ホテルから迎えに来ていたタウンエースに乗り込み、市内を移動。
真夜中間近というのに、街中は車とバイク、歩行者で賑わっていました。

ホテルの前の道路は一方通行なので、大廻りしながらも10分程度で到着。
セントラルホテルというだけあって、マーレのど真ん中に位置する9階建ての立派なホテルでした。(日本で言えば、ビジネスホテルといった感じです)











ツインルームにはテーブルと椅子があり、ベランダもついているし、造りつけの大きなクローゼットもあり、広々とは言えないけれど充分な広さです。

バスタブがないのは当然だけど、いつでも熱いお湯が出ます。
ホテルの名前のはいったシャンプーとソープも備え付けてあります。

ミネラルウォーターもサービスでした。

塩水まじりの冷水しかでないシャワーと、流れの悪いトイレが当たり前だった頃から、この17年間の近代化に驚くばかりでした。



エアコンはSANYO、テレビは東芝。
テレビ情報誌もあるし、チャンネルは50近くあります。
浦島太郎状態のわたしたちには、かなりの驚きでした。
と、はしゃぎつつも時刻はすでに0:30。
日本時間で午前4時半。ベッドに入って即爆睡でした。

4/29へつづく

4/28_1 いざ出発、成田、チャンギ、フルレ

前の晩、アケちゃん(嫁)の帰宅は21:00過ぎ。パッキングに思いのほか手間どって、寝たのは2時近く。でも、5:30には目が覚めてしまいました。

飼っている3匹の内猫は、20年来通ってる獣医さんに前日のうちに預けておいたので、
朝やる事は、3匹の外猫用に洗面器いっぱいのカリカリ(キャットフード)をベランダに置くだけ。
で、予定どおり7時半に家を出ることができました。

ペットの宿泊代=¥3,000×3匹×12日×1.05(消費税)=¥113,400

って、Tセンセっ!
「もう20年のお付き合いですから、少しまけときますよ」って言って下さってもいいんですけど…

荷物は、スーツケース1個と、上下に分割できるでっかいダイビングバッグ(借り物。Yさんいつもすみません)の2つ。
事前に量ったら、計62kg。
SQ(シンガポール航空)もダイバー特典でチェックイン・ラゲージひとり30kgまでOKだから、問題ないでしょ。
(ちなみに、事前申請が必要です)


ネットで予約しておいた成田空港近くのパーキングに車を預け、第1ターミナル南ウィングへ。
ゴールデンウィーク初日というのに、あんまり混んでないし、テレビの取材も来てないぞ。
拍子抜けしつつ、SQ(シンガポール航空)のカウンターへ向かいます。
あらかじめ、eチケットでチェックインしていたので、プリントアウトした控えを見せて荷物を預けます。

まずは、出発ロビーにある銀行カウンターでUS$に両替。
いつも金額で迷うけど、多めに¥80,000替えました。この日の買いレートは122.80で、占めて$651なり。
いつものように適当に時間を潰して出発1時間前に入国審査を通り、免税店でタバコを調達しました。

SQ637は11:30発、機体はB747-400です。
10分ほどの遅れでサテライトを離れ、順調に離陸しました。
さて、機内での楽しみといえば、食事と映画。
左は和食、右は洋食です。
食後にハーゲンダッツのでっかいアイスクリームが出てきました。




そして、映画は妻夫木 聡と長澤まさみの「涙そうそう」。
日本語版に英語と中国語の字幕です。
もう1本の日本映画は「武士の一分」。
こちらは、帰国便で見ました。

映画などのエンターテイメントは、全部で100チャンネル以上あります。

キャプチャーしたのは、長澤まさみが妻夫木 聡のアパートで暮らし始めたところ。

チャンギには、ほぼ予定通り17:35に到着。
これから、マーレ行きSQ452が出発する20:35まで、3時間をここで潰します。

前回(06年11月)の往復で2度過ごしているので、もう慣れたものです。
まずはずっと我慢していたタバコを吸いに喫煙室へ。
空港職員が入れ替わり立ち代わりやってくるんですが、浅黒い顔立ちの人がすごく多い。マレー系かなあ。



次は、機内の疲れを取るべく、マッサージ機に直行。
いつも利用するのは薬局の裏にある’Pit Stop for Relaxation’。
場所は、サテライトEとFの間です。もちろん無料です。
結構混んでて、いつも順番待ちなので、近くのベンチに腰掛けて空くのを待たなければなりません。
上の階(3F)には、マッサージルームもありますが、こちらは有料。

疲れが取れたところで、3階の’Seven Eleven’へ。改装中で、奥に追いやられてました。
男性用ブリーフが7枚(1週間分?)で、S$10.90(約¥1,500)!
思わず買っちゃいました。
チャンギ空港内の売店は、どこもUS$が使えますが、お釣りはS$です。
ネクタイ姿のチャイニーズ達は、ラーメン1杯もカードで払ってました。
3Fには、セブン・イレブンのほか、ラーメンや回転寿司、ハンバーガー・ショップ、無料で使えるPCのコーナーもあります。
2Fは化粧品やブランドショップ、家電店やチョコレートなどの店と、軽食が取れるカフェが並んでいます。

成田で、SIN-MLE間のチケットもチェックインしてるので、ラゲージの心配もなく、
ファイナルコールを聞いて指定のサテライトに。

待合室に入るときに、液体物のチェックとボディチェックを受けます。
待合室にいるのは、バングラディシュ人(男性ばかり)と中国系、韓国人ばかり。
搭乗すると満席でした。SQ637の機体はB777-200。座席は少し狭い感じです。
機内食は何だったかな?忘れてしまいました。

マーレには定刻どおり22:00に到着、日本時間で02:00。
疲れた体でタラップを降りると、バスが待っているではないですか。
到着ロビーのある建物までたった70~80mなのに?半年の間に変わっていたのでした。

つづく