2007/04/30

4/30_1 キャビン。南マーレで2本、お昼ごはん

キャビンについて
起床は4:00。早っ!
外はまだ真っ暗です。
でも、日本時間なら8:00で完全に寝坊の時刻。時差ボケが直りません。

客室は、ダブルベッドが部屋を占領してますが、着替えを入れておく棚もあるし、スーツケースを広げておけるスペースもあるので、狭さは感じません。
シャワーはいつでも真水の熱いお湯がでるし、トイレも勢いよく流れてくれます。

客室はダイニングの真下になります。
同じフロアの船尾はエンジンルームと倉庫で、発電機、海水濾過装置、ボイラーもそこにあります。

客室は全部で6室。ゲストの定員は12名です。
わたしたちが泊まった3号室は船首に一番近かったので、他の部屋より少し狭かったけれど、エンジン音がほとんど届かず、かえって快適でした。

さて、客室からダイニングに上がってくると、ソファでヒゲのジョンが寝てます。
彼らは、1人1部屋だから、相部屋の相手のいびきが気になるわけでもなし、なぜこんなところで寝てるんでしょう?
アメリカとの時差は+10時間前後だから今の体内時計は18:00のはずで、目が冴えて困るというのならわかるんですが・・・

起こさぬようにそっとダイニングを出ると、ギャレイ側の壁に掛けてある海図に、きのうの航路が書き込まれていました。

紅茶を入れ、タバコを吸いにそっと後甲板に移動します。
船内禁煙なので、アッパーデッキか船尾でしか吸えません。
ワッチ役のスタッフがひとりだけ起きていて、暇そうにしていました。




おめざはコーンフレーク
5:30頃から空が白み始め、きれいな朝焼けになりました。
日の出は6:00過ぎのようです。水平線に雲がかかっていたので、水平線から太陽が顔を出す瞬間は見れませんでした。

6:00になると、ステュワードのAliがテーブルに食器を並べ、「おめざ」のコーンフレークをセットしてくれました。

1本目のブリーフィングは6:30と言われていたので、みんな次々に起きだしてきました。

1本目(#3):カンドゥマ・ティラ(南マーレ)
カンドゥマ・ティラビヤドゥ・カンドゥ(カンドゥはチャネルのこと)に位置するティラ(深めの隠れ根)です。グーライドゥ・コーナーと人気を二分する回遊魚やトビエイの宝庫です。

東西約300mの長さで、トップは-16~-18m、西側はジャック・コーナーと呼ばれ、-23mにケーブ、その外に小さな根が点在しています。

ホワイトチップ、グレイリーフシャーク、イソマグロ、ロウニンアジ、ギンガメアジ、バラクーダ、マダラトビエイが、次から次へとレッジ(リーフからドロップオフに落ち込む棚の部分)沿いに通過していきます。













ティラの南西側からエントリー、チャネルの外へ向かうアウト・カレントがあります。
流れを横切る形でジャック・コーナーにとりつき、リーフを右に見て時計回りにコースをとります。
約半周してからリーフに上がり、42分から浮上開始、ドリフトしながら5mで5分安全停止をして、
外洋でドーニに拾ってもらいました。

<ログ>En:6:52、EX:7:41。Max D.25.4m、透明度15m、風向:西南西、水温30℃、カレント:中、W→E。

朝食
わたしたちが1本目を潜っている間に、小さなディンギーでクルーが釣りに行っていたようです。
オオカマスが2匹あがっていました。

たぶん、昼食か夕食のおかずにするんでしょう。




急いでシャワーを浴びて戻ると、すぐに朝ごはんです。
乗船して最初の朝食なので、ちょっとワクワクしながら席に着きました。
何となくみんなの席が決まってしまい、自然に昨夜と同じ席につきます。

テーブルには、塩・胡椒のほか、醤油、わさび、ケチャップ、チリソース、チョコレート・ペーストとピーナツ・バターがでていました。
このチョコ・ペーストが甘すぎず、すっかり気に入ってしまいました。


パンは自家製でフワフワだし、果物がジューシーでとても甘い!
シェフは西洋料理にもモルディブ料理にも長けているようです。
観光の国とはいっても、リゾートでのコック経験者をマーレで探すのは大変らしく、スリランカやインドまで探しに行くこともあると聞きました。

メニュー
マンゴー・ジュース、トースト、フレンチ・トースト、フライド・エッグ、ソーセージ、スパム、洋梨の缶詰、オレンジ、パパイヤ




2本目(#4):ロスフシ・コーナー→メドゥ・ファル(南マーレ)
このあたりは、南マーレでも好ポイントが集中しているエリアなので、母船はグーライドゥに停泊したままです。

ロスフシは、グーライドゥ・カンドゥ(チャネル)の北側の島です。
このカンドゥの真ん中にメドゥ・ファル(ファルは砂州のこと)があり、外洋から見ると2つの水路に分かれているように見えます。
このチャネルの南側コーナーがグーライドゥ・コーナーです。

ロスフシ・コーナーは魚影の濃いポイントで、クマザサハナムロやタカサゴの群れや、ナポレオン、グレイリーフシャーク、巨大ウツボが定着しています。
雨期はマンタも見られます。

メドゥ・ファルは南側リーフのソフトコーラルが有名で、人懐っこいナポレオン(過去餌付けされていたので、ゆで卵が大好物。白っぽい握りこぶし大のものを見ると噛み付きに来るので、注意が必要)や、チャネルを通過するバラクーダやイソマグロが見られるポイントです。

今回は、ロスフシの東レッジでエントリーして、コーナーで曲がらず真っ直ぐ南下し、メドゥ・ファルまで移動するルートでした。
メドゥ・ファルの向こう側のコーナーまで行く途中でアウトカレントになってきたので、浅場で引き返しました。

途中、ガイドのMujeyがムチヤギについているエビ(Hidden Sea Whip Shrimp)を見つけてくれたのですが、米人4人はまったく興味を示しません。
彼らは、マクロ系には興味ないようです。この時点で、Mujeyは小物に見切りをつけたようです。

<ログ>En:10:17、Ex:11:10。Max D. 31.2m、透明度18~20m、風向:西南西、水温30℃、カレント:穏、後半W→E。

昼食
母船は、グーライドゥのハウス・リーフを出て、チャネルでドーニの帰りを待っていました。

部屋でシャワーを浴び、ダイニングに戻ってから少し待ち、12:00ちょうどからお昼ごはんでした。

ランチのデザートに、必ずアイスクリームが出ます。この日は、チョコレート味でした。

メニュー

ビーフ・コンソメ、ナシゴレン、ケチャップ味のミー・ゴレン、白身魚のガーリックバター・ソティー、紫玉ねぎとポテトのジャーマン・ポテト風、レタスの千切り、インゲン、チョコレート・アイスクリーム

フェリドゥへ移動開始
母船はラグーンの内側にいるので、波も穏やかです。昼食を食べている間に移動を始めました。
30分ほどで南マーレ・アトール(環礁)南端に達し、フェリドゥ・アトールとの間の海峡を越えていきます。
ラグーンの外はちょっと波があるけど、昨日ほどではありません。

南マーレ・アトールフェリドゥ・アトールは、フェリドゥー・カンドゥをはさんで約14km離れています。
母船のスピードなら30分程度で、渡ることができます。

つづく

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