2007/05/04

5/4_1 ファイブ・ロック、朝食、ディッドゥ・アウトリーフ、昼食、ミギリ・ゴーニ

起床、おめざ
目が覚めたのは5:00、まだまだ真っ暗です。
ダイニングのソファには、ゆうべおしゃれして出かけていったスタッフが3人、そのままの衣装で寝ていました。
彼らを起こさないよう、足音を忍ばせて後部デッキへ出ます。

ぶら下がっているバナナが、だいぶ減っています。
わたしたちはそれほど食べていないので、スタッフ達が食べているのでしょう。

6:00きっかりにおめざの準備が整います。今朝はコーン・フレークでした。
メガネのジョンが、ジンベエザメはいつ見られるのか、と何度目かの質問をMujeyに投げています。

1本目(#15):ファイブ・ロック(ダンゲッティ・ティラ)(南アリ環礁)
ダンゲッティから南に長く伸びるリーフが途切れるところが、ディグラシュ・カンドゥというチャネルです。
この幅広いチャネルには、いくつかのティラ(深めの隠れ根)が点在しています。

その中で最も北寄りに位置するのがファイブ・ロック(またの名をダンゲッティ・ティラ)です。
-50mほどの海底から立ち上がる楕円形のティラで、その名の通り5つの根が立ち上がっていて、トップは-12m、直径は約100mあります。
北側には大きなケーブもあり、地形的に非常に面白いポイントです。
ウミウチワ、ムチヤギ、ソフトコーラルが豊富で、魚影も濃いので、潜っていて飽きません。

50mほど離れた北側には、もうひとつ大きなティラがあります。
流れが穏やかなら、大きいティラから移動してくるルートをとるのが一般的ですが、
流れが早いときは、ピンポイントで潜降してティラの周囲を一周したり、根の間を縫うようにします。

この日は、ティラの南東でエントリーします。
カレントに乗りながら速い速度で潜降していき、姿を現してきたティラに取り付きました。
まず、東からレッジを左に見ながら北にまわり、ケーブに入ります。
ケーブ沿いに西側まで行ってから、流れを避けて細い水路にはいってティラを横切り、今度はレッジを右に見ながら南側を半周してケーブに戻りました。

後半、浅場に行くためにティラの上にあがった時には、岩に指を引っ掛けて吹き流し状態になるほどのカレントでした。
みんなでゆっくり下流に向けて移動し、最後は全員一緒に浮上しました。
浮上中、足元に隣のティラが見えてきて、その上を通過する形で中層をドリフトし、安全停止のあと水面に浮上しました。

朝、母船から出かける時はダンゲッティから20分かけてポイントまで移動してきましたが、
エキジットを終えると、近くまで母船が迎えに来ていました。

朝食が済む頃にはアウトリーフに出てジンベエザメの出没エリアに入るよ、と言われました。
いつでも水に飛び込めるように、マスク・フィン・スノーケルを持って母船に戻ります。

<ログ>En:7:12、Ex:7:54。Max D:26.2m、透明度12~15m、風向:南西、水温:28℃、カレント:速、SE→NW。

朝食
1本目のドーニでの移動が長かったので、いつもより少し遅い8:15から朝食がスタートしました。

朝食中に母船が移動を始め、食事が済む頃にはアウトリーフに出ました。
アリ・アトール南東に横たわる長いリーフの外側を、母船はドーニを従えながら環礁南端に向けてゆっくり進んで行きます。
ホワイトサンズ・リゾートを裏側(?)から眺めました。

Mujeyともう一人のクルーが、アッパーデッキで目を凝らしてジンベエザメを探しています。

メニュー
パイナップル・ジュース、目玉焼き、ソーセージ、トースト、りんご、ピーチ缶、すいか

2本目(#16):ディッドゥ・アウトリーフ(ジンベエ・サーチ)(南アリ環礁)
ジンベエザメに遭遇できないまま、10:00に母船はアリヤドゥという島のかげに停泊しました。
この島は、アリ南端のチャネルの真ん中にあります。
この島の両脇には曲線を描いて長く伸びるリーフが続き、それぞれのリーフに島が点在し、リゾートがいくつか集中しています。

アリヤドゥ・カンドゥを挟んだ東側のリーフには、クダドゥディッドゥがあり、その先にホワイト・サンズ(ディッドゥ・フィノール)があります。
マーミギリ・カンドゥの西から弓状に伸びるリーフには、マーミギリに続き、ホリデイ・アイランド(ディッフシ)とサン・アイランド(ナラ・グーライドゥ)があります。

ダイビングは、ドーニでアリヤドゥ・カンドゥを渡ってディッドゥの外側でエントリー、南下してコーナーまで行くプランです。

待ちに待ったポイントということで、みんな興奮しています。

リーフ・レッジ沿いにジンベエを探しながらコーナーまでいく予定でしたが、
カレントがアゲインストだったのでコーナーまで辿り着けず、途中で浮上しました。

いろいろ見たような気もするのですが、ずっときょろきょろジンベエを探していたので、はっきりした記憶がありません。
残念ながら、ジンベエには会えませんでした。

<ログ>En:10:34、Ex:11:32。Max D.15.2m、透明度:10~15m、風向:南西(強)、水温:30℃、カレント:穏、W→E

昼食
少し早めの11:45には支度が整いました。
今日も、メニューはアメリカンです。
ホット・ドッグにはチキンと野菜(トマト、レタス、きゅうり)が挟んであり、サザンアイランド・ドレッシングがかかっていました。
お約束のように、フライド・ポテトがつきます。
もちろん、カレーも出てきました。



食べている最中の話題は、やはりジンベエに集中します。
Mujeyは、期待を持たせ過ぎて遭遇できなかったときが怖いのか、
「このエリアでは1年中見られるけれど、100%というわけじゃない。運が大きく左右する」と盛んに予防線を張っています。

メニュー
トマトときゅうりのドレッシング和え、コールスロー、ヌードル・スープ、カレー、ライス、ホットドッグ、ポテト・シューストリング、チョコレート・アイスクリーム

3本目(#17):ミギリ・ゴーニ(ジンベエ・サーチ)(南アリ環礁)
ここでのジンベエ・ウォッチングは、スクーバよりスノーケリングの方が遭遇できるチャンスが高いようです。
アリ・アトール南端の長いリーフに沿ってドーニやサファリボートでゆっくり移動しながら、
ジンベエザメの尾びれが水面に姿を現すのを探し、見つけたら泳いで近づく…という方法が一般的です。

昼食後も、船上から尾びれを探すものと勝手に思い込んでのんびり構えていたのですが、
食休みもそこそこに、12:30にブリーフィングが始まりました。

どうやらスノーケリングとスクーバの二股かけて、あらかじめドーニに乗り込んでいよう、ということのようです。
潜水パターンはさっきと同じね、とブリーフィングは1分足らずで終わり、マスク・フィン・スノーケルを抱えてドーニに乗り換えました。

マーミギリから、ホリデイ・アイランドサン・アイランド、その先のフェンフシまでの約4kmを、無線と携帯電話で母船と連絡を取り合いながら往復します。
その間、クルー達はそれぞれの船の屋根にのぼって、リーフのレッジあたりに目を凝らし続けます。

リゾートから来ているダイビング・ドーニや、スノーケリング・トリップのドーニも何艘か来ていました。
彼らもリーフ沿いをゆっくり往復しています。

13:30になり、2往復してマーミギリのアウト・リーフに戻ってきたとき、Mujeyがここで潜ると言い出したので、あわててウエットを着てタンクを背負います。

ほぼ東西に真っ直ぐなアウト・リーフで、穏やかなアウトカレントがありました。
レッジからやや離れた中層を、横一列に並んでレッジを左に見ながら西から東へ流していきます。


わたしのデジカメはバッテリーがすぐに上がってしまうので、ジンベエ遭遇に備えてほとんど電源をいれませんでした。


40分を過ぎた頃から無減圧限界が5分を切ったので、深度を浅めにとってリーフでのマクロ系探しに切り替えました。
左の画像は、Mujeyが、エビをみんなに見せているところです。


<ログ>En:13:35、Ex:14:30。透明度12m、風向:南西(強)、水温:29℃、カレント:穏、In→Out

つづく

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