モルディブのサファリ・ボートの造りは、おおむね似ています。
たいてい3階建てで、メインのフロアにダイニングとソファのスペース、ギャレー(キッチン)やバーがあり、下のフロアに客室(エンジン・ルームも同じ階にあります)、アッパー・フロアがブリッジとデッキになっています。
マンティリ号のメイン・フロアは前後に3つに仕切られていて、中央の一番広いスペースがメイン・ダイニングです。
6人掛けのダイニング・テーブルが2つと、ソファ2セットが置かれています。
客室は寝るかシャワーを浴びるときしか行かないので、1日のうちのほとんどをここで過ごしていました。
部屋中央の柱は棚になっていて、ゲストが置いていった本や雑誌、図鑑などが並んでいます。
船主側のドアを開けると廊下があり、向かい合わせに部屋があります。
客室として使える設計のようですが、わたしたちが乗船したときはダイビング・スタッフが寝泊りしていました。
船尾側は、左舷にギャレー(台所)があり、右舷にソファーが置いてあるスペースがあります。
ここは主に、クルーたちが使っていました。
画像の奥に見える明るい部分が後方デッキに出る扉です。
ギャレー側の壁には海図がかかっていて、それまでのクルーズの航路を毎日書き足してくれます。
インスタント・コーヒー(スティックタイプのネスカフェ)、ミロ、紅茶(ティーバッグ)とお湯のサーバーが常備されていて、セルフ・サービスで24時間いつでも好きな時に飲めます。
フリードリンク用のカップ、ソーサー、スプーンは、揺れても崩れないように木枠の中に重ねられています。
メイン・ダイニングの隅にカメラ用の棚がしつらえてあります。
110Vと220V両方の電圧のコンセント(BFタイプ)がたくさん並んでいて、マルチプラグもいくつか刺さっていました。
日本からわざわざ持っていく必要はありませんでした。
カメラ、ハウジング、バッテリー・チャージャーは滞在中ここに置きっぱなしにしていました。
乗船してまず通されたのが、このメイン・ダイニングのソファー。
まずウエルカム・ドリンク(マンゴー・ジュース)と冷たいおしぼりで迎えてもらいました。
続いて2枚の書類が配られ、必要事項を記入してチェック・インしました。
2枚とも日本語で表記されていたので漢字で記入したら、ガイド兼チーフのMujeyに、読めないからアルファベットで書いてくれと頼まれてしまいました。
白い方は基本的な個人情報。
到着日・出発日やパスポート情報、現住所、緊急連絡先等を記入します。
黄色い方はダイビングに関する免責書類です。
Cカードのランク、カード・ナンバー、ログ本数、最後に潜った日、健康状態などを記入して、ログブックと一緒に提出します。
Cカードを見せろとは言われませんでした。
書類を提出すると、次に、ボートの設備、ライフジャケットの置き場所、ボート上でのおおまかな生活スケジュールについて順番に説明がありました。
続いて部屋割りです。順番に名前を呼ばれて部屋の鍵を受け取ります。
次の集合は10:30、ダイビングのブリーフィングのあとドーニに乗って器材のセッティングという案内があり、いったん解散します。
ドーニに積んであった荷物は、説明の間にスタッフがダイニングに運び込んでくれていました。
ダイビング器材をドーニに戻すため、バッグから出すように指示されました。
すると、スタッフが器材をドーニに移してくれます。
スーツケースや空のダイビング・バッグは、別のスタッフが階下の客室まで運んでくれます。
重い物は全部スタッフが上げ下げしてくれました。
さっそく部屋で荷物を解き、棚に着替えやタオルをしまい、水着に着替えてダイニングに戻りました。
つづく
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