2007/05/01

5/1_1 ミヤル・カンドゥ、朝食、釣り、イルカ、ゴールデン・ウォール

起床、おめざ
目覚めたのは4:30でした。昨日より30分だけ時差ボケ解消です。
今朝も、ダイニングのソファでヒゲのジョンが寝てます。

例によって後部デッキで本を読んでるうちに6:00前になり、Aliがテーブルにカップとコーヒー・ポットを持ってきてくれたので、テーブルに移動しました。
今日のおめざはオートミールでした。

ひとしきり、オートミールは美味いか不味いかみんなで談義しました。

1本目(#7):ミヤル・カンドゥ(フェリドゥ)
ブリーフィングは、予定どおり6:30ちょうどに始まりました。
ミヤル・カンドゥは、アリマタの北側のリーフです。

母船はアリマタの南側に停泊していたので、ドーニで外洋へでて島を回り込むように10分ほど北に向けて走ります。

コーナーの-33mにケーブがあり、その周辺でグレイリーフ・シャークを見ることができます。
チャネルの中は、ホワイトチップ・シャークやブラックチップ・シャークがいます。
欧米人はサメ好きが多いので、米人たちはこのブリーフィングを聞いて大喜びでした。

エントリーは、コーナーよりさらに北側に100mほど行った場所からでした。

ドリフトと聞いていたのに、入ってみるとゆるやかなアゲインストです。
あれま、と思いつつコーナーまでヒイコラ進むと、ギンガメアジの群れ、イソマグロ3本に会い、もちろんグレイリーフ・シャークも深場にいたし、ナポレオンも大小3匹見ることができました。

やっぱり流れてるときのチャネルのコーナーは魚影が濃いなあ、と改めて認識しました。

さあ、コーナーでひととおりいい思いをしたから、流れに乗って引き返すのかな、と思ってたら(きっと全員がそう思ってた)、Mujeyはそのまま真っ直ぐチャネルを横切るルートをとります。

「こっちはみんな中高年だし運動不足だから、毎日潜ってるアンタとは体力違うんじゃあ」
と思いながら、中層をヒイコラいいながらみんなで必死についていくと、
向こうからバラクーダのでかい群れが・・・

やっとの思いで南側コーナーにたどり着いたら、エアは70切ってました。
チャネルの幅はせいぜい100mくらいだったんですが…。

南側コーナーは流れもなく、穏やかな雰囲気で、浅場ではクマザサハナムロやキンギョハナダイ、ムスジコショウダイなどがゴチャっといる、わたしの好きなモルディブそのものでした。

ドーニにエキジットすると、みんなしんどかったと口にしてましたが、大物に恵まれたこともあり、誰もMujeyに面と向かって文句を言う人はいませんでした。

アケちゃん(嫁)は、起きたときから風邪気味だと言って、このダイブをパスしましたが、正解だったかも。
彼女の脚力では、相当しんどかったでしょう。

<ログ>En:6:54、Ex:7:38。Max.D:31m、透明度21m、風向:西南西、水温:29℃、カレント:穏、S→N

朝食
みんながシャワーから戻ったのは8:00前。
ドーニは次のポイントに向かって一足先に母船を離れていきました。

みんな機嫌が直って、グレイリーフ・シャークを上手にビデオに撮れたとか、ナポレオンを撮ったとか、話がはずんでいました。


メニュー
アップル・ジュース、オムレツ、トースト、ライ麦パン、チキンハム、ピーチ缶、パイナップル、りんご










釣り
船はラグーンを離れ、外洋をまっすぐ南東に向けて移動します。
ショート・ブーツでいえば、すねから足の甲へ向けて外洋をショート・カットする格好です。

スタッフたちが釣り糸を持ってきて、船尾から流し始めました。
釣り針にはエサはつけません。
ピンク色のビニール紐を短く束ねて、釣り針を隠すようにテグスにつけるだけです。


釣竿も使いません。
糸を指に巻いて当たりを確かめます。
こんなシンプルな方法でも、スマガツオやサワラ、運がいいとシイラやカジキまでかかるのです。
とはいえ、大物がかかっても針と糸が耐えられず、すぐバレてしまいますが…。

ダイビング・ガイドをしていた頃のことですが、ポイントからリゾートへの帰り道でも、よく同じように釣り糸を流していました。
スマガツオが釣れると、ドーニ・クルーがその場でさばいてエンジンの上で炙ってくれるので、リゾートのゲストと舌鼓を打ったものです。


この日は30分足らずで仕舞ったので、何もかかりませんでした。
画像は、冷凍していた魚を水に浸けて解凍しているところです。

しばらくすると、外でスタッフが
「コーマス!ドルフィン!イルカ!」と三ヶ国語で叫び始めました。
コーマスはディベヒ語でイルカのことです)
慌てて指差す方を見ると、5・6頭のバンドウイルカが間近にいます。



5分ほどジャンプや宙返りを見せてくれると行ってしまいました。

画像は、船の下を潜り抜けた直後のものです。
水面のすぐ下にいるんですが、わかりにくいですね。






2本目(#8):ゴールデン・ウォール(フェリドゥ)
2時間弱走り続け、フェリドゥ・アトール(環礁)のメイン・アイランド、フェリドゥを越え、カシャバル・ファルと呼ばれる大きなリーフに到着しました。

このリーフの東側コーナーが、ゴールデン・ウォールキャラヴァラ・ボドゥ)です。

チャネルの内壁は40mまで垂直なショート・ドロップオフで、
コーナーはスロープ状になっています。
コーナーには、小さな根が点在し、リーフ・フィッシュが多く見られます。

ブリーフィング時、Mujeyはみんなの気分を察したのか、リーフ沿いにコーナーを回って外洋側に出てくれれば、各自自由に浮上してかまわない、と説明しました。

チャネルの内側からエントリーして、ドロップオフを左に見ながらやや早めの流れに乗っていきます。
コーナーを曲がった外洋側では流れはほとんどありませんでした。

<ログ>En:10:11、Ex:11:08。Max D.22.8m、透明度:15~21m、風向:南西、水温30℃、カレント:中、in→out

つづく

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