2007/05/02

5/2_2 ローカル・アイランド上陸、夕食、Mujeyのガールフレンドの話

ガイディングにコンプレイン、でも円満解決
ダイビングを終え、ドーニにエキジットすると、ゲスト達がアゲインスト・カレントについてコンプレインしました。
確かに、前に進めないほどではなかったものの最初から最後までアゲインストだったので、
ちょっとしんどかったのは事実でした。

Mujeyはモル人には珍しく、非を認め、素直に謝っています。
以前モルに滞在していた時、モル人からお詫びや感謝の言葉を聞いたことがなかったし、
イスラム文化の影響を受けたモルディブではそういうものだ、と聞いてもいたので、
これにはビックリしました。

米人たちも、I'm sorryの言葉にそれ以上は強く言わず、普段どおりの陽気なアメリカンに戻ります。
このあたりの気持ちの切り替えも、いかにもアメリカンだな、とそれぞれの文化に感心させられた一幕でした。

母船に戻ると、Mujeyはもう一度みんなに謝っていました。
このあと、目の前のグーライドゥに遊びに行き、ナイト・ダイビングをしてから夕食です。

ローカル・アイランド(グーライドゥ)訪問
16:30集合だったのに、シャワーを浴び、髪を整えこざっぱりした格好でみんなが揃ったのは15分も前でした。
みんなウキウキしているのが、手に取るようにわかります。

小さなディンギーに、ゲスト7人ほか総勢9名が乗り込みました。
ジェティは津波で一部壊され、補修はしてあるものの、足場がイマイチです。
隣にちょっと立派なのを建設中で、まもなくでき上がるということでした。

ローカル・アイランドは、どこも似たような家並みです。
ジェティの前から島の反対側まで一直線の道が通り、
両側に土産物屋が並んでいます。
(右の画像は住宅街です。改装ラッシュのようです)

モルディブには、漁業とわずかな農業以外、産業らしい産業がないので、
お土産もごく一部を除き、ほとんどが輸入品のようです。
パレオ、Tシャツ、アクセサリーや木彫りなどがメインで、あとは紅茶ぐらいでしょうか?

値段も、観光客向けの店は交渉次第です。

わたしたち以外にも、近所のリゾートからエクスカーションに来ている団体が何組かいました。
日本人はいませんでしたが、ヨーロッパ女性の中には
タンクトップにショートパンツ姿の女性もいたりして、
ちょっと眉をひそめさせられます。
ムスリムの国ですから、女性の肌の露出は最低限にして欲しいものです。

わたしとアケちゃん(嫁)は、土産物屋を何軒か冷やかしたあと、
食料品店でコーラとスナックだけ購入しました。

コーラ1本(500ml)と、辛いスナック2袋で、値切らずにRf25(¥240)でした。
日本だと、¥350ぐらいの買い物でしょうか?

路地を一歩入ると民家が立ち並ぶ住宅街です。
モスクや仕立て屋、雑貨屋、カフェ(というか軽食堂)が点在しています。

道の真ん中に椅子を持ち出して、女性たちが井戸端会議をしていました。

17年前、民家の壁や塀はマーレでもサンゴを粘土で固めたものでしたが、歩き回ってみると、今はほとんどがブロックです。
空き地のような一角にブロックを作る作業場があり、できたブロックを天日干ししていました。

やっと見つけた、サンゴでできた昔ながらの壁です。(画像左)

家々には、黒い大きなタンクが据え付けてあり、雨どいから水を溜めるようになっています。(画像右)

前にも書きましたが、グーライドゥは古い歴史を持った島です。
が、歩いていても、そんな歴史を感じる遺跡を見つけることはできませんでした。

どの家の玄関先にも空き地にも、網で組んだベンチが必ずあります。
暇があると、みんなここで涼んでいます。

ジェティの前には、しゃれたオープン・カフェと小学校に挟まれる形で、
アトール管理局の建物があり、国旗がはためいています。
小学校の奥にゲスト・ハウスがあり、広い庭と墓地が一続きになっていました。

すれ違った男性に声をかけてみたら、バングラディシュ人でした。

1時間たったのでジェティに戻ると、他の人達はすでに買い物を終え、暇を持て余してたむろしています。
しばらく待っているとディンギーが迎えに来ましたが、風が出てきたせいで波が立ち、
帰りはみんなびしょ濡れになってしまいました。

母船に戻ると、米人4人はすぐにナイト・ダイビングの準備に入ります。

夕食。隠れてアルコールを持ち込んだロシア人。Mujeyのガールフレンド

17:30からナイト・ダイビングのブリーフィングです。
英人とわたしたちは、ビールを片手に後ろで聞かせてもらいました。

ポイントはビバギリ。聞いたことがありません。
たぶん、サンデューン(マンタポイント)のことじゃないかと思います。
ナイトなので、最大深度も15~18mで、ボトム・タイムも45分です。

19:15過ぎに帰ってきた彼らは上機嫌でした。グッド・ダイビングだったようです。

夕食は19:40スタート。待ちくたびれて、おなかがペコペコです。

メニュー
ブロッコリー、キャベツのドレッシング和え、ビーフシチュー、ライス、ポテト(ガーリック風味)、魚のバーベキュー、プディング(ドライ・フルーツ入り)、赤ワイン

デザートのパン・プディングは甘過ぎました。頭が痛くなるほどです。
それ以外は、とても美味でした。




食事中、英人が部屋が狭いね、と何気なくこぼしたら、
トム・ハンクス似のマイケルに
「そりゃあ、リゾートのだだっ広いベッド・ルームに比べたら、クルージング用のキャビンはみんな狭いよ」
と返されてしまいました。
オルベリに泊まったことはないけれど、へたすれば、マンティリのダイニングより広いんじゃないでしょうか。



今回、マンティリで飲めるビールはバドワイザーとタイガーで、
たまたまハイネケンを切らしていたようですが、
マイケルがハイネケンが欲しいと駄々をこねたのを機に、アルコールの話題になりました。

するとMujeyが、今年はじめに来たロシア人ゲストの話を始めました。

モルディブは、アルコールの持ち込みが厳しく制限されているのにも関わらず、ある方法でウオッカを6リットルも持ち込んだ猛者がいたというのです。


ここで紹介するわけにいきませんが、そこまでして・・・というか、
半分ジョークでやったとしか思えない方法です。

そのロシア人達は、明け方近くまで飲み続け、2時間足らずしか睡眠をとらず、朝のダイビングに出かけたとか。
いくら体質が違うとはいえ、減圧症が怖くないんでしょうか?

話は、Mujeyはどこで英語を覚えたのか?に移り、Mujeyのガールフレンドがアメリカ人だったことが判明しました。
シカゴにいる彼女に毎日2回(!)電話しているとか。
電話代が大変だね、と誰かが言うと、
メガネのジョンが、インターネット経由で通話できるスカイプなら通話料も基本料も無料だと教えます。
さすが、アキバ系。

夕食後、後部デッキでタバコを吸っていたらMujeyが来たので、翌朝のポイントをリクエストしました。
グーライドゥ・コーナーに潜りたいと頼んだら、カレント次第だが行ってみよう、という返事。

明日が楽しみです。
満月がきれいでした。明日も晴れそうです。

5/3につづく

5/2_1 フォッテヨ、朝食、南マーレに戻る、昼食、メドゥファル

おめざはコーンフレーク
起床は5:00でした。30分ずつ遅くなっています。
いつものように、後部デッキに出てみると、ディンギーがありません。
また、釣りに出ているんでしょうか?

1本目(#10):フォッテヨ(フェリドゥ)
集合は、いつもどおり6:30ですが、昨日と同じポイントなのでブリーフィングはなし。すぐ、ドーニに乗り換えます。

モルディブでも屈指のポイントとして有名ですが、早朝に潜るとハンマーヘッド・シャークに遭遇することがあるのも、このポイントが人気の理由です。

昨日とほぼ同じルートをたどり、チャネル西側のディガルー・ファルのコーナー外側から、東のフォッテヨ・ファルへドリフトしました。



後半のルートは昨日とは違い、フォッテヨ・ファルのリーフ沿いにチャネルに入っていきました。






昨日の夕方は、ケーブの方ばかりに気を取られていましたが、朝は透明度もよく、中層の方にも目を配っていると、イソマグロやマダラトビエイ、ロウニンアジ、イソマグロが次から次へと通り過ぎて行きます。
やっぱり夕方よりも早朝のほうがかなり魚影が濃いですね。

<ログ>En:6:45、Ex:7:38。Max D.28.4m、透明度15~18m、風向:南西、水温:30℃、カレント:穏、SW→NE、満月


朝食
ダイビングを終え、母船に戻ると、船尾のバケツにキハダマグロが7尾入れてありました。
聞いたら、やっぱり今朝早く釣れたそうです。

ドーニは、わたしたちを降ろすと、すぐに南マーレに向けて母船を離れていきました。
わたしたちは7:00過ぎからゆっくり朝食をとりますが、それでも15分もあれば食べ終えてしまいます。

朝食が終わるのを待っていたかのように、母船もドーニを追って移動を始めます。

メニュー
マンゴー・ジューストースト、ライ麦パン、スクランブル・エッグ、ソーセージ、パパイヤ、マンゴー。

南マーレに戻り、オルベリへ。乗ってきたのは…。そしてランチ
午前中いっぱいかけて、船は南マーレ・アトール(環礁)に戻ります。
風も穏やかで波も静かなので、船はリーフからかなり離れた外洋を一直線に、最短距離をとっています。











天気もよかったので、アッパーデッキに上がって甲羅干しすることにしました。
途中、日陰に入って本を読んだり、まったり過ごしていると遠くに南マーレが見えてきました。
それにしても、4時間何もすることがないのは、けっこう退屈です。
語学力がもう少しあれば、ダイニングで米人たちと会話を楽しむのですが・・・
上にいるのにも飽きてきたので、いったんダイニングに戻ってみたのですが、
昼食の支度の匂いで酔いそうになったので、再びアッパー・デッキに戻りました。










12:00過ぎに母船はオルベリのジェティの前に停泊し、Mujeyがディンギーでゲストを迎えに行きます。
戻ってきたディンギーに乗っていたのは、白人男性。
日本人じゃないじゃん、と、わたしとアケちゃん(嫁)はがっかり。
米人4人も、女性じゃないぞ、と口をとがらせています。











そんなこちらの事情を知らせるわけにもいかず、みんなで新客を笑顔と握手で迎えました。

彼のチェック・イン(とひととおりの説明)が終わるのを待ってランチです。
オルベリから乗ってきた人は、米人ではなく英人だそうです。
名前と職業も聞いたんですけど、忘れてしまいました。

メニュー
ビーフ・コンソメ、ペンネ・トマトソース、ポテト(サフラン風味)、刺身(キハダ)、サワラのフリッター、キャベツのドレッシング和え、きゅうりのドレッシング和え、チョコレート・アイスクリーム

2本目(#11):メドゥファル(南マーレ)
13:30からブリーフィングがスタート。
英人のチェック・ダイブも、器材のセッティングの様子をMujeyがさりげなく観察する程度でした。

昨年11月にここで潜ったときは、人懐こいナポレオンに指をかじられた人がいたのですが、今回は透明度が悪く、マクロに徹しざるを得ませんでした。

しかも、予想とは逆にチャネルに入ってくるカレントだったので、完全にアゲインストになり、リーフに張り付くようにして泳がざるを得ず、ナポレオンにもホワイト・チップにも会えませんでした。

<ログ>En:13:55、Ex:14:52。Max.D:20.1m、透明度:12m、風向:西南西、水温:30℃、カレント:中、Out→In、一部ダウン・カレントあり









つづく

2007/05/01

5/1_2 昼食(カレーのレシピ)、フォッテヨ、夕食

昼食、ハンバーガー
この日の昼食はアメリカンでした。
米人たちは歓声を上げて喜んでいます。

最近、ハンバーガーはモルのリゾートでも珍しいものじゃなくなったようですが、わたしたちは初体験。

前回のサファリではお目にかかれなかったので、食事のグレードの差をちょっと感じました。










カレーは毎食出てきます(朝食を除く)。
食事の準備をしているときのギャレーを見てると、カレーは大きな寸胴でかなりの量を作っていたので、
多分スタッフの食事も兼ねているんでしょう。

モルディブ・カレーのレシピは、難しくありません。
  1. ガーリックと玉ねぎのみじん切りをよーく炒める。
  2. カレー・パウダー、香辛料(クミン、ターメリック、あとはその時に応じてレモン・グラスやクローブなど)を適当に足す。
  3. 魚(または肉)を投入して色がつくまで炒める。
  4. 水とココナツ・ミルクをドバっと入れてしばらく放置。(たぶん、外国人向けに水を足してるんだと思う)
  5. 煮立ったら、トマト・ペーストを加える。
  6. 時々かき混ぜる。
  7. 塩で味を整える。以上
カレー・パウダーは、フルレ空港のお土産屋さんに売ってます。
マーレのスーパーやローカル・アイランドの食料品店だと、もっと安く買えます。
地元価格だと200gでRf18(¥180)です。これで、4、50杯分あります。
メニュー
マッシュルームとセロリのクリームスープ、キャベツとニンジンのコールスロー、レタスのドレッシング和え、フレンチフライ、ハンバーガー、フィッシュ・カレー、ライス、バニラアイス

3本目(#9):フォッテヨ(フェリドゥ)
ランチが済むと、リーフの外洋沿いに東へ向けて母船が移動を始めました。
しばらくすると、フィノール(ヤシの木が全くないか、少しだけ生えている比較的小さな島)が見えてきます。
これがフォッテヨです。人が住んでいる島です。

手前のカンドゥ(チャネル)に入り、フォッテヨのリーフに船を止め、途中で追い越したドーニの到着を待ちます。

14:00少し前にみんなが揃ったので、ブリーフィングが始まりました。
この頃になると、ブリーフィングはポイント・マップを書いて説明するだけなので、10分もかかりません。
この時、ナイト・ダイブをするかどうかのリクエストを取ったところ、米人4人はすかさず手を挙げていました。
わたしとアケちゃんは、アルコホール・スペシャルティ(?)認定ダイバーなので、日没後はビールを選択します。

北に面したアウト・リーフのチャネル西側からエントリーしました。
チャネルを横切るようにリーフを右に見て東へドリフトします。
チャネルとはいっても15mほどの深さしかありません。
そこからドロップ・オフになり、-24m以深にいくつものケーブが層をつくっています。

中には、くぐり抜けられるものや、かなり奥が深いものもあり、
おおきなクエがいたり、トガリエビスが逆立ちしながら泳いでいます。


ソフト・コーラルがとても豊かで、独特の景観です。

見所は-24m以深なので、今日3本目とは言え、深めのダイビングになりました。
アケちゃん以外は、皆カメラやビデオを持っているので、ここでもバディ単位でかなりバラけます。




それでも、各自がダイコンの指示に従ってきちんと徐々に浅場に移動するので、終盤に近づくとまたひとかたまりに集合するのはさすがです。
チャネルの西側コーナーで、ギンガメアジの群れに遭遇しました。

<ログ>En:14:18、Ex:15:10。Max D.29.8m、透明度15m、風向:南西、水温:30℃、カレント:穏、SW→NE。



おやつ、DVD鑑賞、日没
おやつにホット・サンドイッチがでてきました。
具はツナでした。
かなり辛めの味付けで、モルの典型的な軽食バジヤ(インドのサモサに似た、小麦粉をこねて伸ばした皮で芋とツナの具を包んだ三角形の揚げ物。)に味がそっくりです。
ココナツ・ジュースとバナナもあります。

ナイト・ダイブは18:00からの予定なので、まだ2時間以上暇があります。

わたしはログと日記をつけるために、母船に置いてある「楽園モルディブ」や「Dive Maldives」や魚図鑑を見ていたのですが、
米人たちは暇を持て余しているのか、棚に並んでいる映画のDVDを見ようと言い出しました。
ところが、備え付けのAVシステムの接続が間違っているらしく、音は出るのに絵が出ません。

あれこれつまみをいじっても直らないので、みんなあきらめて他の事をやり始めたのに、
メガネのジョンだけ、一人であちこちいじり回しているうちに直してしまいました。
iPodやノートPC、モバイル端末などをごっそり持ち込んで来ているだけあります。

日本未公開の米アクション映画は、中国語字幕付きでした。

クライマックス直前で時間になったので、DVDを止めブリーフィングが始まりました。

みんなが出かけてしまうと、やることがなくなってしまいます。
ビールを飲みながら夕焼けを眺めていると、ディンギーが大きなかじきを積んで帰ってきました。
いつの間にか釣りに出ていたようです。
なたのような包丁で、みるみるうちに解体していきます。



夕食。この刺身、何て魚?
食卓にカジキの刺身が並びました。
米人も、スシを食べ慣れてるのか、刺身に抵抗はないようです。

「このSASHIMIの魚は何だ?」
という何気ない質問が、大議論になってしまいました。
わたしたち2人以外はカジキの姿を見ていなかったので、
最初、米人たちは、これはWahoo(カマスサワラ)だろう、と言い合っています。
サワラは白身だから、こんなマグロの赤身みたいな色のわけないのに…

(日本に帰ってから調べたのですが、アメリカではゲーム・フィッシングで人気がすごく高い魚らしく、
きっと彼らにも馴染みがあったのでしょう。)

わたしが、Marine(カジキ)だ、と言っても最初は信じてもらえず、
インド洋にはカジキはいないだろう、とか、
きっとYellowfin Tuna(キハダマグロ)だ、いやBluefin Tuna(ミナミマグロ)に違いない、と言い始めます。

じゃあ証拠を見せよう、と解体しているところを撮ったデジカメ画像を見せても、
"It must be a Sailfish!(これは、バショウカジキだ)”
と言い張ります。

普段スーパーマーケットで魚を見慣れている我々と、肉食文化の彼らとの違いを感じさせられました。

ていうか、会話を聞いていて薄々感じてはいたんですが、
米人って自分のことを喋るばかりで、会話のキャッチボールにならないことが時々あります。
時々、自慢大会みたいに聞こえてくることがあるんですよね。

メニュー
スパゲティ・ペペロンチーノ、タンドリー・チキン、チャーハン、ニンジンのグラッセ、レタス、カジキの刺身、魚の甘酢あんかけ、パイナップル、白ワイン。(夕食の写真撮り忘れました。画像ありません)

夕食後。日本人が途中乗船?
アキバ系&ジンベエ・フリークのメガネのジョンが、ガラパゴスで撮ったというジンベエザメの画像をiPodで見せてくれました(というか、話の流れで見せてもらわないわけにいかなくなった)。
20枚以上あって、これが、かなり上手でキレイ。うーむ、侮りがたし、建築家。

Mujeyの携帯が鳴り、しばらく話してから切ると、少しだけ不機嫌な口調で
「予定が変更になった。明日の午前中に南マーレに戻って日本人を2人ピックアップする」
と言い出しました。
「女性か?若いのか?2人だけか?」
と、みんな色めきたって、口々にMujeyに質問します。Mujeyは、
「細かいことは何も聞かされていない。スケジュールを変更して、明日の朝もう一度フォッテヨで潜って、南マーレのリゾートで2人をピックアップしてからアリ環礁に向かう。」
と答えます。
すかさず、メガネのジョンが、
「明日はいよいよジンベエ・ウォッチングができるのか?」
と突っ込むので、Mujeyは、
「日程はたっぷり残っているから、心配しなくても大丈夫。明日の夕方にアリ南端に行くから、明後日は、見つかるまでジンベエ・サーチをする予定だ。
皆が望めば、見たかどうかに関係なく、もう1日同じポイントでジンベエ・サーチしても構わない」
と答えます。さらに、
「この船は、みんながチャーターしているのだから、ダイビングに関する要望だけでなく、ローカル・アイランドへの訪問から船での生活全般に至るまで、みんなの意見や希望は最大限かなえたい。だから、何でも言って欲しい。」
と言っていました。

でも、メガネのジョンは、明日もおあずけになったことに落胆しているようでした。

若い女性が加わって、明日から少しは華やいでくれるのでしょうか?
と楽しみにしながら、21:30に就寝しました。

5/2につづく

5/1_1 ミヤル・カンドゥ、朝食、釣り、イルカ、ゴールデン・ウォール

起床、おめざ
目覚めたのは4:30でした。昨日より30分だけ時差ボケ解消です。
今朝も、ダイニングのソファでヒゲのジョンが寝てます。

例によって後部デッキで本を読んでるうちに6:00前になり、Aliがテーブルにカップとコーヒー・ポットを持ってきてくれたので、テーブルに移動しました。
今日のおめざはオートミールでした。

ひとしきり、オートミールは美味いか不味いかみんなで談義しました。

1本目(#7):ミヤル・カンドゥ(フェリドゥ)
ブリーフィングは、予定どおり6:30ちょうどに始まりました。
ミヤル・カンドゥは、アリマタの北側のリーフです。

母船はアリマタの南側に停泊していたので、ドーニで外洋へでて島を回り込むように10分ほど北に向けて走ります。

コーナーの-33mにケーブがあり、その周辺でグレイリーフ・シャークを見ることができます。
チャネルの中は、ホワイトチップ・シャークやブラックチップ・シャークがいます。
欧米人はサメ好きが多いので、米人たちはこのブリーフィングを聞いて大喜びでした。

エントリーは、コーナーよりさらに北側に100mほど行った場所からでした。

ドリフトと聞いていたのに、入ってみるとゆるやかなアゲインストです。
あれま、と思いつつコーナーまでヒイコラ進むと、ギンガメアジの群れ、イソマグロ3本に会い、もちろんグレイリーフ・シャークも深場にいたし、ナポレオンも大小3匹見ることができました。

やっぱり流れてるときのチャネルのコーナーは魚影が濃いなあ、と改めて認識しました。

さあ、コーナーでひととおりいい思いをしたから、流れに乗って引き返すのかな、と思ってたら(きっと全員がそう思ってた)、Mujeyはそのまま真っ直ぐチャネルを横切るルートをとります。

「こっちはみんな中高年だし運動不足だから、毎日潜ってるアンタとは体力違うんじゃあ」
と思いながら、中層をヒイコラいいながらみんなで必死についていくと、
向こうからバラクーダのでかい群れが・・・

やっとの思いで南側コーナーにたどり着いたら、エアは70切ってました。
チャネルの幅はせいぜい100mくらいだったんですが…。

南側コーナーは流れもなく、穏やかな雰囲気で、浅場ではクマザサハナムロやキンギョハナダイ、ムスジコショウダイなどがゴチャっといる、わたしの好きなモルディブそのものでした。

ドーニにエキジットすると、みんなしんどかったと口にしてましたが、大物に恵まれたこともあり、誰もMujeyに面と向かって文句を言う人はいませんでした。

アケちゃん(嫁)は、起きたときから風邪気味だと言って、このダイブをパスしましたが、正解だったかも。
彼女の脚力では、相当しんどかったでしょう。

<ログ>En:6:54、Ex:7:38。Max.D:31m、透明度21m、風向:西南西、水温:29℃、カレント:穏、S→N

朝食
みんながシャワーから戻ったのは8:00前。
ドーニは次のポイントに向かって一足先に母船を離れていきました。

みんな機嫌が直って、グレイリーフ・シャークを上手にビデオに撮れたとか、ナポレオンを撮ったとか、話がはずんでいました。


メニュー
アップル・ジュース、オムレツ、トースト、ライ麦パン、チキンハム、ピーチ缶、パイナップル、りんご










釣り
船はラグーンを離れ、外洋をまっすぐ南東に向けて移動します。
ショート・ブーツでいえば、すねから足の甲へ向けて外洋をショート・カットする格好です。

スタッフたちが釣り糸を持ってきて、船尾から流し始めました。
釣り針にはエサはつけません。
ピンク色のビニール紐を短く束ねて、釣り針を隠すようにテグスにつけるだけです。


釣竿も使いません。
糸を指に巻いて当たりを確かめます。
こんなシンプルな方法でも、スマガツオやサワラ、運がいいとシイラやカジキまでかかるのです。
とはいえ、大物がかかっても針と糸が耐えられず、すぐバレてしまいますが…。

ダイビング・ガイドをしていた頃のことですが、ポイントからリゾートへの帰り道でも、よく同じように釣り糸を流していました。
スマガツオが釣れると、ドーニ・クルーがその場でさばいてエンジンの上で炙ってくれるので、リゾートのゲストと舌鼓を打ったものです。


この日は30分足らずで仕舞ったので、何もかかりませんでした。
画像は、冷凍していた魚を水に浸けて解凍しているところです。

しばらくすると、外でスタッフが
「コーマス!ドルフィン!イルカ!」と三ヶ国語で叫び始めました。
コーマスはディベヒ語でイルカのことです)
慌てて指差す方を見ると、5・6頭のバンドウイルカが間近にいます。



5分ほどジャンプや宙返りを見せてくれると行ってしまいました。

画像は、船の下を潜り抜けた直後のものです。
水面のすぐ下にいるんですが、わかりにくいですね。






2本目(#8):ゴールデン・ウォール(フェリドゥ)
2時間弱走り続け、フェリドゥ・アトール(環礁)のメイン・アイランド、フェリドゥを越え、カシャバル・ファルと呼ばれる大きなリーフに到着しました。

このリーフの東側コーナーが、ゴールデン・ウォールキャラヴァラ・ボドゥ)です。

チャネルの内壁は40mまで垂直なショート・ドロップオフで、
コーナーはスロープ状になっています。
コーナーには、小さな根が点在し、リーフ・フィッシュが多く見られます。

ブリーフィング時、Mujeyはみんなの気分を察したのか、リーフ沿いにコーナーを回って外洋側に出てくれれば、各自自由に浮上してかまわない、と説明しました。

チャネルの内側からエントリーして、ドロップオフを左に見ながらやや早めの流れに乗っていきます。
コーナーを曲がった外洋側では流れはほとんどありませんでした。

<ログ>En:10:11、Ex:11:08。Max D.22.8m、透明度:15~21m、風向:南西、水温30℃、カレント:中、in→out

つづく